マドリッド三日目 忘却編 | 魚のハリセンダンス

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ウソだらけです

と言う訳で、続きを書きましょう。
いつも通り起きて。
ホテルを出ます。


まずやった事は。
明日乗る夜行列車の予約。
どうも、予約しなくてはいけないみたいなので。
します。もちろん個室とかで無く。
ユーレイルユースに、ちょっとだけ手出しして乗れる。
2等客室みたいなもの。
まあ、言うなれば、単なるコンパートメントです。
予約は駅まで行かなくても、
偶然スペイン国鉄(多分)のオフィスがあり。
そこでやりました。
もちろん、片言のスペイン語を駆使して。
何しろ、乗りたい列車を指差して。
スペイン語で、「予約、予約」と言い続けます。
そうしたら、向こうがやってくれますよ。


で、予約した後は再びプラド美術館の方に向かい。
今度は軍事博物館に行きます。
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現存するパンフレットです。
ココは入る前にカバンとかをロッカーに入れます。
もちろんそれは、受付のオヤジとのパントマイムでやり取り。
解ったのは。
コインロッカーの金は、返ってくるということ。
「SI SI」ニコニコ笑いながら、連呼しました。
スペイン語で「ハイ・YES」です。
ホント、これとおはよう、1・2・3位しか覚えなかったからな。


で、中を見ますが。しかし展示物が時間の流れとかまあ良く解らない。
兎に角、鎧だけはいっぱい有ります。
マスケット銃とか、ちょっと古いものばかり。
流石にW・W・Ⅱに参加してないだけはあるな・・・。

見終わって出ようとすると、
再び受付のオヤジが
「二階は見たのか?」とパントマイム。
「あれ?二階あるの?見てないや~~」
と、返事のパントマイム。

で、二階に上がります。
大砲とかがあります。
ゴロンと何本も置いています。
もう触っていいんだろうな?
こんなにゴロンゴロン置いていたら。
弾も置いています。
そこらじゅうにゴロゴロ。
もって帰ろうと思ったらもって帰れるな。
だから、カバン預かられるんだな。
まあ、重たくて持てないけどね。

二階の目玉はやっぱりナポレオンの直筆の手紙でしょうか?
兄のジョセフ・ナポレオン・スペイン王に送った手紙だった気が・・。
しかも、これが又ポンと置いてあるんです。
どうにかしたら、これ盗れるんじゃねえか?
と言うぐらいの感じで。
レプリカじゃなぇよな~~。

いやあ、自分以外の客は居なく貸切でした。
しかも、監視するような学芸員も皆無。
おおらかね・・・。


で、見終わりました。
そして、もう一軒は
ティッセン=ボルネミッサ美術館に行きましたが。
これは全く覚えていません。
日記には書いていますが。
何処だったかさっぱり覚えていません。
いやあ、時が経つのは恐ろしい。
どんな絵を見たのかも覚えていない。



で、帰りがけに路傍の売店で新聞を買いました。
読売新聞も売っていましたが。
300円以上位の値で売っていたので、
軽くあきらめて「USA TODAY」を買いました。

そして、再び例の駄菓子屋でお菓子を買って、
宿に戻り辞書片手に新聞を訳して読みました。
この日の駄菓子屋はオヤジではなく、
お嬢さんがお店番で物凄く美人でした。
マドリッド小町とでも言いましょうか。

そして、ポップコーンを食べつつ新聞見ました。
ちょうど、NBAのファイナルが行われており。
マイケル・ジョーダンと、ユタジャズが闘っていました。
それを必死に訳しましたよ。


で、晩飯を食べて。
プラプラ散策して宿へ。
テレビも無く、ラジオも無い。
外に出かける気力も無い(地下鉄使わず歩くから)。
結構バタンキューで速く寝れます。


しかし、寝て起きていつも思うのは。
「はて?ココ何処だ?」と言う感覚。
目が覚めると見た事が無い天井、
家とは違う匂い、ベッドの感覚。
あぁ、ココはスペインなんだ・・・。
家とは全く違う距離なんだ・・・。と毎回感じました。
でも、見る夢は日本での生活の夢なんですよね。
そのギャップは起きる度一ヶ月続きましたよ。
なんともいえない、寂しさともいえる感覚でした。


三日目はこれで終わり、

昼&晩飯 1900ペセタ
菓子   185ペセタ
入場料  800ペセタ
USA TODAY 225ペセタ
切手   155ペセタ
列車の予約 500ペセタ

次回はマドリッド最終日のお話を。
面白いかどうかは別にして全て実話です。