息子が不登校になって


まさか自分の子が不登校


に加えて


精神科に通うことになるなんて


と呆然としました。


精神科だけは全く縁のない病院だと思っていました。

初めて行ったときの緊張感は忘れられません。


実際は私のイメージの病院ではなく、

とても静かで穏やかでした。

その日の患者によっては声が大きい人もいますがほぼいつも静かです。


うちが通っている精神病院は精神科医が10名以上いて、入院施設やリハビリ施設もある大きな病院です。


そんな病院の精神科医。


うちは全く合いませーん笑い泣き


転院を考え、ブログの読者さんたちから沢山の情報をもらったり、地域のサポートセンターに聞くなどして検討したのですが、私の住む地域ではよい医師は見つかりませんでした。


うーむ。


精神科に通っても

何一つ納得できず

もやもやしかなかってので


精神科に行くのをやめてしまおう


と思いました。


ですが


治療のためではなく

ある目的のために

結局そのまま通うことにしました。


その目的とは


私の気持ちや考えを息子に伝える


ためです。


普段、家では進路の話や生活やメンタルのことなどは一切言わずに、ふたりで楽しく過ごすように心がけて


月に1回の精神科の日に


私は息子への思いを話すことにしました。


といっても


診察室に医師と息子と私の3人がいて

私が医師に語りかける言葉を

そのまま息子が聞いている

という図式です。


息子が弱っているときは


「私は息子が生きているだけでいいです」


と言うだけにしたり


少し元気なときは


「家で家事をやってくれるから助かっています」


などと褒めたり


「中学まで先生や仲間と仲良くできていましたし、コミュニケーションに問題ないので、社会に出ても心配はありません。きっと上手くなじめると思います。」


と、息子に自信を持たせる発言もしました。高校での挫折から、本当は出来ることもできないと思い込んで自信を失わないようにとフォローをし続けました。君は大丈夫だ。全部がだめなんじゃない。いいところがいっぱいあるよ。と伝えたかったのです。


また、長い孤独な時間を焦らないように、そして自分を追い込まないように


「長い人生で1年や2年のブランクは大したことないと思います。浪人する子も沢山いますしね。先生、医学部にも1浪や2浪は沢山いたでしょう?」


と私が言って


医師が


「いますいます。医学部は3浪4浪もいますよ!」


と笑ったり。


進路については、本人の意志を尊重する、どんな選択でも応援する、もし途中で道を変えたくなったら変えればいい。息子の人生なのだから息子が思うように生きたらいい、と言いました。


診察室で私が医師に話す言葉は

そのまま息子へのメッセージでした。


数日前から言うことを吟味して脳内でイメージトレーニングしていました。最初の数回、大失敗したから。笑


あとは

前向きで

明るい雰囲気になるように気をつけました。


帰りはファミレスに寄ったり

ブックオフで大量に本を買ったり

病院の日が楽しみになるようにしました。小学生の遠足?笑


家では

息子に気持ちを伝えたり

進路の話を切り出すのがとても難しいと感じていました。

真剣に聞いてくれないし

私も息子も感情的になりやすい。


それなら


病院を利用しようニヤニヤ電球


と思いました。


月に1度の病院通いは

じわじわと効果をあげて

1年後、息子の復活に結びつきました。


つ、疲れた滝汗

効果があるのか

息子に届いているのか

ただのウザイ母なのか

全くわからないまま悩んだり迷ったりの精神科通いでした。

頑張ってよかった。


息子が回復したことで

ずいぶんと楽になりました。

またあと1年

息子が巣立つまで

積み重ねて

がんばろう。