昨年、職場の人の結婚式に出席しました。

 

新郎は数年前にうつ病で休職しました。

半年ほどの休職後、彼は回復し復帰しました。

今はバリバリと働いています。

かわいいお嫁さんももらいました。

 

そんな彼の結婚式。

出席者はほぼ同じ職場の人たちだったので和気あいあい。

楽しく参列しました。

 

最後にみんなで退場するときに

新郎、新婦、ご両親が出口に並んでひとりひとりと挨拶をします。

 

「○○君の職場の○○です。今日はおめでとうございます。」

 

と新郎のご両親に挨拶したら

新郎のお母さんが「あっ」と言って泣き出してしまいました。

 

新郎が休職の間、唯一連絡をとっていたのが私だったからです。

上司がどんなに電話しても出ませんでしたが私の電話は出ました。無害で出世欲のないおばさんって話やすいのよね。笑

私は彼が鬱の薬の副作用や医師の対応に納得ができずに泣きながら電話してくるのを励ます半年間でした。

大変だったけれどその経験は私にとっても勉強になりました。

 

結婚式のときは私の息子はまだ不登校ではなかったので

新郎の母が私を見てどうしてそんなに泣くのかピンとこなかったのですが

今はわかる。

 

すごくわかる。涙

 

仕事で病んで死にたいという息子が唯一頼りにする人。

誰かとつながっていてほしい、死なないでという切なる思いでご両親は過ごしていたと思います。

 

不登校の親や子が病気の親も同じです。

子供が死なないでほしい、子供が誰かとつながっていてほしい、子供が弱音を吐く相手がいてほしい。

 

私もいつも思っています。