過去の別ブログ「じぶん整理日記より」コピペ
2013年7月の記事より
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先週末、私は息子(小2)の全速力を初めて見た。
広い公園、芝生広場の木陰にシートをひいて、私は遠くの遊具で子どもたちと夫が遊ぶのを微笑ましく見ていたの。
しばらくたって、
「うぉぉぉーーーー‼」
という、みんなが振り返るほどの泣き叫び声が聞こえて、裸足で芝生を猛ダッシュで横切って行く息子。
は、速い‼見たことないほど速い‼
腕も振れてるし腿も上がってる‼
…じゃなくて、多分間違えてる。私に向かって来たいはず。
おーい!
と呼んだら、泣きながら飛び込んで来た。
運動会でも、マラソン大会でも、鬼ごっこでもいつもニコニコ、母「本気だせ!」と何回言ったことか。
(本気だしてるもん、と彼は言う。)
いつも機嫌がよく穏やかな彼が、泣きながら全速力で向かってきたのは、この母に、父親に理不尽に叱られたことを怒って報告するためである。
(よく聞けば決して理不尽ではなかった)
いつも、母は彼の穏やかさに助けられているくせに、自分勝手にイラついたりしているけれど
思ったことは
腕を振れ腿を上げろといくら言ってもできなかったけど、どうしても速く走りたかったら自然にできるんだなー
強い動機があれば、ちゃんと爆発できるパワーを持ってるんだなー
そして
息子が、その心の高ぶりを受けとめて欲しいために、全力で駆けてくる相手が私であることの幸せ。
腕を開けば飛び込んでくる。
どんなに泣いていても息子の言いたいことが聞き取れる、幸せ。
きっともう何年も続かない。
きっと一人で泣くんだろう。
一人で泣ける強さと
母以外に飛び込んでいける仲間と
一人じゃないって思えるきずなを
息子が持てるように
今は、母として甘い、短い時期の幸せを、きちんと味わいたい。