「おかあさん、小さいころ何になりたかった?」
と娘に聞かれます。
私がなりたかったもの。
あなたくらいのときは、<モモレンジャー>になりたかったけども・・・
小学生から、基本はずっと<学校の先生>
絵を描くのが好きだったから、<イラストレーター>
お話を読んだり、書いたりすることが好きだったから<マンガ家><小説家>
ちょっと知恵がついてきた中学生ころから<編集者>なんかも、何するかよくわかんないけど、あこがれた。
<文房具やさん><便利な文房具を考える人>にもなりたかった。
高校生のとき、友達に「将来何がしたい?」と聞かれて、
「子供を産んで、毎日遊んで笑いたい!」って言ったのもよく覚えてる。
大学受験。教育学部を目指したけど、うまくいかなかった。
入学した大学で、教職課程をとったけど、それも挫折。
でも家庭教師で中学生10人以上受け持って、全員第一志望に合格させたのがちょっと自慢。
就職活動。バリバリ働く気まんまんだった。
あいかわらず、出版社とか、文具メーカー、製造業とかを意識する。
保険、金融関係は性格的に絶対無理だわ!とエントリーしなかった。
営業も、向いてないわ!と避けた。
結局、出版や文具や製造業とは縁のない会社に就職した。
(会社員時代は、反省することが多く、今でも思い出すと胸がきゅぅっとします)
結婚を機に、退職し、子供が生まれた。
アルバムづくりに出会って、飽きっぽい私が長続きして、
縁あってアルバムアドバイザーになった。
<アルバムアドバイザー>
先生、っていったらおこがましいけれど、みんなにアルバムづくりを伝えてる。
書いたり、彩ったりするってことも、できてる。
道具や材料も販売したり、使い方を提案したりしてる。
「アルバム倶楽部だより」も発行してるしw
ぜんぶ、かなってる。
(銭勘定に弱いことや、営業ベタな弱点もそのままだけど。)
私は決して決してがんばりやではなく、むしろ「がんばれないことが悩み」ってほどなまけものですが。
余計なお世話だけど、こんな時期だけど、若者に知ってほしい。
学校とか、会社にいかなくても、
一旦は道を逸れたように思えても、
たとえ現実に流されてあきらめても、
そんな自分を嫌にならずに好きなことをずっと好きで忘れなければ、思ってもみない形で、あるときふっと目の前に現れることもあります。
そのときそれは、あなたとって自然で無理のないかたちをしていると思う。
さてさて、冒頭の娘の質問への返事は。
「おかあさんは、おかあさんになりたかったの。」
娘、にっこり笑って
「おかあさん、夢かなったねぇ」
一番叶えたかった夢。
一番だいじなのは、家族。
ありがとう。