一番かどうかという所は置いといて…になりますが😅
昨日ちょっとした調べ物があって過去の記録を遡っていたのですが、その中で思い出した事がありました。
2010年だったかの春…
私が所属していた音楽ユニット「Sky Blue」(SB)の曲が、とある小学校さんの卒業式で合唱される事になったとのご連絡を頂きました。
私が学生の頃の卒業式と言えば、
「巣立ちの歌」や「大地讃頌」、「仰げば尊し」「蛍の光」etc…
定番の合唱曲を歌うのが普通でしたが…
2010年辺りはもう、流行りのJ-POPだったり、ネットで人気のある曲なんかが普通に学校で歌われるようになっていた時代でしたよね。
私ですらギリギリ、高校の音楽の授業ではJ-POPが教科書に載っているような時代。
調べてみると、映画音楽などが昭和40年代くらいから音楽の教科書に載せられ始め、ちょうど私が高校に入ったくらいの頃から人気アーティストの曲が掲載され始めたようです。
私も藤井フミヤさんや松任谷由実さんの曲なんかを授業やテストで歌っていましたので。
少し脱線しましたが、そんな感じでもう2000年代なんて人気アーティストさんの曲が普通に卒業合唱としても採用されるようになっていたわけで。
そんな中で、数ある卒業ソングの中から無名ユニットだったSBの曲を見つけ、歌いたいと思って下さった小学生さん達(当時のね😅)がいたと言う事…
大袈裟じゃなく奇跡に近い話なのではないかなと。
SBメンバーの龍徹さんからのお話によれば、
合唱曲候補として、いきものがかりさんの「YELL」とSBの曲が最終選考まで残り、結果的にSBの方に決定したとの事で…
何かの間違いじゃないの?と思うくらい、信じられない話なんですが
こんな話をしていますが、実際の所曲を作ったのは龍徹さんであって、私は特に何もしていないんですけどね![]()
当時の私はまだ未熟どころか、音楽制作に関する知識は皆無に等しいくらいの状況…というか、皆無でした。
「私の場合は」の話で、全ての方がそうと言っているわけじゃない事を大前提に言いますが、
「ボーカルは裏方」って私はいつも思っています😅
誰かが曲を用意してくれなきゃ、歌えない。
ボーカルは、誰かがその曲に込めた思いをアウトプットし、しっかりと表現する役者。
勿論重要な役割だけれど、主役は自分じゃなくて、愛とか心とか、気持ちがたくさん込められたこの音楽なんだ、という事を私はいつも思いながらボーカルに臨んでいます。
もう一度書きますがあくまで「私は」の話です😅
だから、制作に携わったわけでもないただ声を入れただけの私が、この出来事で「嬉しい」と感じるのはもしかしたら筋違いな話なのかもしれないんですが、SBの曲が誰かの心を動かしたという事実がとても嬉しくて。
趣味であって誰かに望まれてやっている訳でもない事でも、自分達なりの信念を持ち取り組んでいると、思いがけず大きな形として返ってくる事もあるんだなぁと…
特に何もしていない、SBメンバーとして、の立場からですが。
音楽をやっていて本当に良かったと思える出来事の一つでした![]()
実際の合唱の映像も見せて頂きました。
前例がない事を実行するのはとても大変だったそうで、歌の練習も苦労されたそうですが、卒業生さん達の歌声はしっかりと逞しく響き渡っていました。
子供達が一生懸命に歌ってくれているSBの曲を聴いて感じたものは、それまでにどんな曲を聴いても抱いた事のなかった感情でした。
「卒業式で歌った曲」って、人生の中でも思い出の一つとしてずっと残っていくものかなと…少なくとも私はそう思っているのですが…
当時の子供達の中にも、今でも思い出の曲としてSBの曲が心の中に残ってくれているのだとしたらとても嬉しい事です![]()
彼らは今現在はおそらく25歳くらいになっていると思います。
きっと立派な大人になられている事でしょうね![]()
各方面でご活躍下さる事をお祈りしています![]()
