新年最初のブログですが、飛行船テーマになります。

写真は、大樹町多目的航空公園^^
飛行船の最北係留地です…いや、最東かな?^^;
ここは飛行船のスタート地点であり、ゴール地点でもある
ここから飛んで、九州まで南下して、また北上して
ここに戻ってくる
だから、また帰ってくる時まで「いってらっしゃい」
…で見送った、2016年の夏だったんですけど
片道切符になっちゃいました(;_;)
飛行船スヌーピーJ号は、2016年大晦日に
運航を終了されました。
このブログでもたくさんの飛行船追っかけレポやら
写真やらを毎年公開してきたんですが
それも、2016年の記事で最後になっちゃうようです
飛行船は子供の頃から好きだったけど、
同じく子供の頃から好きだったスヌーピーの絵柄の飛行船が
札幌上空を飛んでいる事を知ったのが、6年程前でした。

職場の人間関係に疲れ果てていた私は、
札幌のお隣、石狩市のどこかに係留されているという
スヌーピーJ号を見に行こうと、仕事帰りに車を走らせました。
少しでも気分が晴れるかなと思って…
その頃は係留地の情報なんかも全く知らなかったし、
「係留地」という言葉さえも知らないような
本当にただの普通の人( ̄▽ ̄;)
だから、暗闇に浮かび上がる光を探して、係留地を
見つけました^^
飛行船の係留地は、夜の方が探しやすい。
その時に学習した事でした(笑)
以来、係留地が新しくなるたびに私は夜の捜索活動を
行うようになっていきました(^-^;
私にとって飛行船スヌーピーJ号の魅力はハンパなく
見るたびに、子供に帰るようでした^^
小さい頃、実家の上空に突然現れた飛行船
(コニカ号だったようです)
父と一緒に、家の前で見上げた飛行船の姿と、
感じたワクワクが忘れられなくて
大人になった私は毎年のように、スヌーピーJ号を追いかけた。
元々趣味で行っていた音楽活動にも、それを反映させて
「飛行船を追いかけて」なんて曲まで作りました
その曲のおかげで、飛行船好きの方々とつながる事もできた…
「歌を聴いて涙腺が緩んだ」
色んな方々に言われました
拙い音の構成に音色の選定、
ありきたりなコード進行にメロディライン、
ヘタクソなボーカル、コーラス、
ドストレートで面白みのかけらもない詞
私が飛行船に対し素直に感じていた事を
そのまま音楽に表しただけなんだけど、
かえってその不器用さが良かったのかもしれませんね^^
「飛行船を追いかけて」は後に
スヌーピーJ号のクルーの方の耳にまで届き、
パイロットさんの耳にまで届き…
私にとって、夢のような、奇跡のようなお話でした。
聴いてくださって、本当にありがとうございました^^
これまた昔からの趣味の一つである、映像制作という分野でも
飛行船を追いかける記録を作品としていくつも残す事ができました
石狩→大樹町まで追いかけるとか何の苦にもなりませんでしたねw
(高速使っても3~4時間はかかる。使う路線によりますが)
2016年には、青森から北海道に上陸する飛行船を迎えに
道南の鹿部町まで行きました。

鹿部は海の町。磯の香りがする中、海の上を飛ぶ
飛行船を見る事ができたのは貴重な機会でした^^

鹿部の人達は、飛行船に興味津々!!
カメラを回していない間も、
玄関から飛び出してきて飛行船を見上げる人や、
海岸沿いに車を停めて写真を撮っている人
家の前で大きく手を振ってラッキーサインをもらっている
親子なんかも…
どこへいっても、みんなが空を見上げてる!
鹿部町は、町中が飛行船大歓迎モードで、
空と地上のやりとりを見ているだけでも物凄く幸せな気持ちになれました^^
鹿部町で見たその様子は、一生忘れる事ができないです^^
2016年は、札幌ではほとんど飛ぶことができませんでしたね…
11日ぶりに飛べた日、車を停めて見上げたら、真上まで来てくれました^^
ラッキーサイン的なものなのか、偶然だったのかは
わかりません。
でも、私にとってはラッキーでした(´▽`)
その日はそのまま大樹町へ移動。
私も追いかけましたが、大樹町はひどい雨!!
雨の中の着陸を、初めて見ました。
ずぶ濡れになりながらのお仕事でした…本当に
お疲れ様でしたと伝えたい。
昨年は十勝の空を飛ぶ飛行船をたくさん追いかける事が
できたのですが、今年はできませんでした…
耐空検査して、一瞬の合間をぬって移動するのが精一杯でしたね。
春・夏の北海道は天候が安定せず、強風の日が本当に多い!
そして、今年は仕事の都合と天気の都合で、私は
お見送りに行くことはできませんでした。
本来なら、石狩から一旦鹿部を経由して青森へ行くはずが、
昨年は石狩から一気に青森という強行スケジュールでしたっけ。
それくらい予定も押し押し、そして天候的なチャンスも少なくての
強行スケだったと思うのですが、
本当に、2016年は北での滞在は大変でしたよね…
北海道民として、クルーの皆様に本当に申し訳ない気持ちで
いっぱいでした^^;
私に申し訳なく思われる筋合いはないとは思いますがwwww
お見送りには行けなかったけど、北は飛行船にとって
家でもあると思うので、
いってらっしゃい。来年の夏、無事に帰ってくるのを待っているね。
という思いでいたんですけど…
いつかは、すぬもいなくなってしまう日が来るんだよなぁ
と心のどこかでは思っていたんですけど、
意外と早かったな、というのが正直な気持ちです^^;
すぬと出会ってからは、毎年夏が本当に楽しみで楽しみで、
仕事の合間をぬってでもほんの短時間だけでも見に行っちゃうくらい、
そして、時間もお金も惜しみなく遠方まで見に行っちゃうくらい
本当に大好きな存在だったけど、
今年からはそれがなくなっちゃうんだなぁ、と思うと
とっても寂しいですね…
というより、それがなくなっちゃうんだなぁ、という実感が
全然湧かないというのが本音です…
こんな、たった一つの記事だけで終わらせられるくらいの
思い出の量ではない
本当はまだまだここに書きたい事がたくさんあるけれど、
あんまり長くても読む人が疲れてしまうから(笑)
(既に充分長いしねwww)
ただ、「さようなら」っていう言葉はなんかスヌーピーJ号に
似合わないなと私は思うので、
たくさんの日本の人達の心の中にずーっと存在し続ける事は確かなので
さようならではなくて、
「ありがとう」で締めくくりたいと思います^^
伝えたい気持ちはこんな所に書けるほどの量じゃなく
言いだしたらキリがないから、
簡潔に、素直に、シンプルにまっすぐ、
ありがとう、すぬさん!


















