7/3、大樹町から銭函へと移動してきた飛行船スヌーピーJ号
その翌日には鹿部町へ飛び立つ…そう思っていたんですが、
7/4は結局天候不良のため移動は中止になってしまいました。
その翌日、7/5は私はまたタイミング良く仕事がお休み。
これはラッキー!…と言うのも延期になってスケジュールの狂った
飛行船クルーの皆様には申し訳ないですが…><
これならお見送りに行ける!
私は7/5、朝の4時半に起きて銭函係留地へ向かいました。



朝6時くらいからずっとすぬを見ていました。
この日が最後だからか、朝早くから何人かの方が飛行船を見に
係留地にやって来ていました。
私くらいなもんかな…と思ってたけど、そうでもないみたいですね^^;
クルーの方に聞いてみると、今日は鹿部まで移動できそうだと。
みんな8時過ぎに来るので、離陸は9時近くになるだろうとの事。



近づいて撮っては、少し距離を置いて芝生に
座り込んで、ただ黙ってひたすら
飛行船を眺め続ける静かな時間
何をするわけでもなく、ただ飛行船を見つめる
今までにもずっと過ごしてきた、そんな大好きな時間も
今年は、今日が最後
8時過ぎ、クルーの皆さんが到着
銭函係留地での最後の離陸準備が始まりました

熱心に写真を撮っていらっしゃった男性の方が、
「これで見納めですね」
と私に話しかけてきてくれました
そうか、これでもう、本当に見納めなんだな
と思いました
いつもと変わらない、ただずっと飛行船を見つめる時間を
早朝から過ごしてきた私にとっては、
まだまだこの時間が続くような気がしてしまっていた…^^;
そうだよ今日は最後のお見送りに来たんだから…
いつの間にか係留地には、たくさんの見物客の方が
いらっしゃっていました
私はずっと飛行船の方ばかり見ていたので気づかなかったんですが^^;
いよいよ、マストから飛行船がはずされる

たくさんの人達に見守られながら、飛行船は飛び立っていきました



その後、係留地の方に戻ってきてくれて、
低空飛行で、集まったお客さん達に最後のご挨拶をしてくれました

飛行船の窓から、パイロットが手を振ってくれている…


素敵な時間でした。
私はこの離陸~飛行船のご挨拶の様子を
動画で撮影しながら、号泣してしまいました(;_;)
マスクとサングラスつけてたので、その下で思いっきり泣きました^^;
(本当は花粉症予防でつけてるものなんですがw)
パイロットが手を振る姿を見て、
楽しかった2ヶ月ちょっとの間の、色んな思い出が一気に蘇る…
もう本当にこれで終わりなんだな…
その後は係留地の撤収作業。

飛行船を監視する為のG-BOXもトラックにしまわれました

先日、大樹町に行った時に
「飛行船を追いかけて-2014-」を聴いてくれた
外国人クルーのキガンさんが私に気づいてくれて、
とても嬉しかったです^^
(トラックの前で手を振ってくれてるのがキガンさん)

前にブログにも書いた、以前から「飛行船を追いかけて」を
聴いて下さっていた日本人クルーの方も
私に気がついてくれて、声をかけてくれました^^
また来年会いに来てくれると…
その言葉、ずーっと心の中に大事にしまっておきます!!
出発するクルーのトラック・ワゴンをみんなでお見送りしました



こうして飛行船とクルーは、
次の町へと旅立っていきました
銭函での滞在は、これが最後
次は本州南下に向けて、道南への旅
その旅のスタートを見送る事が出来た事は
本当にラッキーだったと思います
だって、元々のフライトスケジュールどおりに事が運んでいたら、
私はこの時間を体感する事ができなかったのだから…
マストもない、G-BOXもない、トラックもない、
飛行船もクルーもいない
何もなくなった係留地は
4月以前までの銭函5丁目の野原に戻りました
見に来ていたお客さん達も、あっという間にみんないなくなり…
私は、ずっとトイレに行きたかった事を不意に思い出して
急いで車を出しましたwwwww
でも、その間も
私の涙は止まりませんでした
2015年は、すごい年になった…
この、たった2ヶ月ちょっとの間に
本当にたくさんの様々な経験をさせてもらいました
ブログにも載せてきたとおりですが、
飛行船を追いかける為に、こんなにも
時間もお金も、体力さえも削って削って
ご飯を食べるのも、睡眠をとる時間さえも削って
こんなに色んな所に走り回るなんて…
自分でも自分の行動に驚いています
でもお金とか時間とか、そういう必要なものを削ってでも
ちょっとだけでもいいから会いに行きたい
そう思ってしまうくらい、私にとって飛行船は
魅力的なものになっています^^
飛行船は今日、無事に青森の方に到着されたようですね^^
これから先は、本州の皆さんに順番に幸せを届けていってほしい^^
私の今年の飛行船ライフは、本当にもうこれで終了。
今年の飛行船ライフは、今までの中でも最も濃いものになりました
今年こんなにも飛行船の色んな姿を見れた事は奇跡だと思っています
それぞれの移動フライトの日が見事に私の休日とかぶってくれた事、
旦那が仕事の都合で長期不在だった事も、ちょうど良いタイミングでした
また、1年もしないうちに飛行船は北海道に飛んできてくれるはず。
その日を楽しみに、これからまた日々を楽しく過ごしていきます^^
今年飛行船と触れ合った時間のことは一秒たりとも忘れられない。
絶対に忘れない^^
別れの日に涙が出てしまうくらい、深い思い出をくれたのですから…
これからのフライトの無事をお祈りすると共に、
次にまた会える日を心から楽しみに生きていきます^^
ありがとう飛行船。クルーさん。
いってらっしゃい!
