オリオン座。 | 『Real Absicht』

オリオン座。

忘年会の参加を辞退した悔しさ(笑 もあって、今夜は少しばかり

独り酒が進んでしまった(汗





今日の東京はとても暖かく、またとても良い天気だった。

夜になった今も、空は澄んでいる。

気温は少し肌寒く感じる程度。

コートを羽織り、ベランダでお湯割りの焼酎を片手に、

夜空を見上げ柄にも無く、ほんの少しだけ感傷に浸ってみた。





冬の夜空は、何とも言えぬ『透明さ』を感じる。



遠くで瞬く星の光というのは、実に不思議なモノで、

静かに見つめていると、それぞれがその瞬きに乗せて、

何か純粋な、『生命というものの力強さ』を唱う

メッセージじみた蘊蓄を語りかけてくるようで。






まぁ、それを都合の良い様にとらえられるウチは、

まだまだ自分も『幸せ』なんだろうと思う。




このご時世、その瞬く星を眺めながら何とも言えぬ『無念』を噛み締めつつ、

寒さに震えている方々だって、きっと沢山存在するのであろう。



このこわばる凍てつきに、

『孤独』や『不安』を感じながら今日を乗り切る人もいるだろう。



そしてこの透明感に、

只ならぬ『恨めしさ』を感じる…そんな風に苦しい日常を送っている人だって、

決して少なく無い筈。




…なんだか、切ない。









幼い自分に『オリオン座』を教えてくれたのは、

六つ年上の従姉である。


一人っ子の僕にとって従姉さんの存在は、一時期まで本当の『姉』の様に

近しい人だった。


会う度、実の弟の様に僕を可愛がってくれて、

そして僕はいつも従姉さんの後を、それこそ「金魚のフン(w 」の様に

付いて回った。


一人っ子故、大人に囲まれて育った自分にとって従姉の存在は…

もしかしたら、

母や祖母の次に身近に感じる『女性』、、、

家族としての『母性』という愛情を、稀にではあっても年齢的に一番近い所から

僕に注いでくれた、とても『神々しい』ものだったのでは無いだろうか。


今になってみると、そんな事をひしひしと感じ、そして

従姉さんの存在がとても愛おしいのである。





…や、ヘンな意味じゃなくてね(汗







大好きだった祖母の死後、親戚同士の揉め事が表面化し、

同じ家なのに敬遠しあうという、空しいやり取りが

始まってからというもの、、、

従姉さんとはもう十数年ご無沙汰している。



もうだいぶ前にご結婚され、今は子供も大きくなっているであろう。



きっと旦那さんを大切にし、子供達をとびっきりの愛情で愛でているんだろうな。



そしてこの澄んだ冬空を見上げ、

オリオン座を見つけては、幸せな気持ちでこの冬を過ごしているに違いない。





従姉さんの事だから。