2011年3月11日の東日本大震災、あれから8年たったのか。

 

 当時もアルベルゴ御茶ノ水7階にある事務所におり、突然の激しい揺れに驚き、階段で1階まで降り、かえで通りに出た。通りは付近のビルから避難した人であふれかえっていた。


 千代田線を含め、利用可能な交通機関は全面ストップしており、事務所に泊まる覚悟をしていたが、千代田線が運転再開したとのニュースがあり、急いで新御茶ノ水駅に行き、我孫子方面の電車に乗るも、北千住駅止まりであった。


 北千住駅の地下構内通路には多くの人が座ったり、寝転んだりしており、場所がなかったので地上に出たが、タクシー待ちの長蛇の列がいくつも出来ていた。


 そのうちの一つに並ぶも途中であきらめ、徒歩で自宅に目指すことにした。


 この時の教訓は、
 自宅までの徒歩ルートを詳しく調べておくこと
 長時間歩いても疲れない靴を普段から履くこと
 などである。

 

  なぜブログにしたかというと、関東大震災を体験した寺田寅彦の「天災は忘れた頃に来る」を思い出したからである。

 

 

 なお、関東大震災について知るには寺田寅彦随筆集や寺田寅彦著の他の本の関東大震災について記述した箇所が役に立つと思う。

 一読を薦める。

 吉村昭の「関東大震災」よりは当時の状況を正確に描写している。

 寺田寅彦は自身の体験をもとに将来の人々のために書きあらわしたの対し、吉村昭は彼自身の考え(信条)に合致したのみ資料を選択し、これに基づいて書きあらわしたものに過ぎないからである。