2013年10月22日、特許庁主催の「悪意の商標出願セミナー」と、
2013年10月30日、工業所有権情報・研修館(INPIT)等主催の「中国専利審査指南に基づいた実体審査実務に関するセミナー」に参加した感想である。
今回は 「中国専利審査指南に基づいた実体審査実務に関するセミナー」についての感想
以前(2011年(平成23年)9月29日)、工業所有権情報・研修館(INPIT)等主催の「中国専利審査指南セミナー」に参加した。
今度も中国専利審査指南についての情報を求めて参加した。
前回は意匠が主であったが、今回は
第1部は「記載要件」及び「補正」の実務について
第2部は実用新案の有効性判断の実務
である。
第1部の「記載要件」の実務では、特許請求の範囲や明細書についての一般的な事項について多くの時間を割いて解説があり、記載要件についての突っ込んだ内容についての言及は少なかった。
「補正」の実務では、事例を2つあげて解説し、これについてはわかりやすかった。
例えば、温度単位表記において、補正前クレームで「110EC」を補正後クレームで「110℃」と補正することは、「EC」が明らかな誤りであり、専利法第33条の規定に適合していると、判断された、との解説があった。
第2部の「実用新案の有効性判断」の実務では、事例をあげてテキストに基づいて解説をしていたが、無効段階、覆審段階のどの段階での解説なのか混乱することがあり、正直言って分かりづらかった。
事例を解説したテキストの箇所では、例えば、「無効決定」となっていたが、その下の欄では有効性を裏付ける理由が書かれており、混乱した。
最終結論は有効とのことで、一応納得した。
途中で退席したが、講師の方には感謝感謝である。