もし、訪問着にシミがついたら。 | 徳島卸問屋 山善 哲代(てるよ)女将のぽっかぽかブログ

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着物の先生、てるよ女将山口哲代です。着付け講師、着物再生、着物の整理収納が得意な 呉服卸(株)山善の二代目女将です。
女将の日常や大好きな茶道や読書、日々の出来事を綴っていきます

徳島繊維卸 山善の着物の先生てるよ女将です。

徳島も寒い一日でした。

夕方シャッターを閉める時、真っ暗だったのですが、今はほんのり明るくなってきました。

寒いけれど、季節は進んでいます❤️


帰り道の空には、とても綺麗なお月さま。

空気が澄んでいて、くっきり月が見えました。


今日は、お客様からのご依頼のご紹介。

訪問着をお預かりしました。

少し汚れてしまったので、水で洗ってみたとのこと。


逆に水沁みが💦

水に触れたところは、縮んで目が荒くなってしまいました。


裏地は縮んでいないので、ダブついてしまっています。

実は縮緬という生地は、水厳禁なのです。

そんなこと、一般の方はご存知ないですよね。


お洋服だと、水を付けて揉み洗いして応急処置したりしますから。

着物もそれと同じで、水でつまみ洗いと思われるのはよくわかります。


しかし、高級な着物は、絹でできています。

絹はフィブロインというタンパク質。

その中でも縮緬は、独特のシボがある高級な織り方で、デリケートな繊維なのです。


では、着物にシミができたら、どうすればよいか?🤨

ですよね。

まず、慌ててつまみ洗いしない、擦らない。です。

そのまま、当社のような専門店にお持ち込みください。

ただ、丸洗いしても、シミは落ちません。

その場合は、シミ落としに出します。

京都の職人さんに、何のシミと思われるかを伝えて、専用の溶液で、ピンポイントに落としてもらうのです。

早ければ早いほど、落ちやすいです。


時間が経ったシミは、いくら京都の悉皆職人さんでも、落とせなくなります。


縮緬に水は厳禁🚫

お分かりいただけましたでしょうか。


私が雨の日に縮緬の着物を着る時は、防水をかけた着物か、上に雨コート必須です。

皆様も気をつけてくださいね。


そして、比較的水に強いのは、大島紬です。

変化が少ないように思います。

それでも絹は絹。

大切に着てくださいね。


着物のお手入れや、お直しも承っております。

どうぞ、お気軽にご相談ください。


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早めにおしらせくださいね。

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