伊東良子遺作展へ | 徳島卸問屋 山善 哲代(てるよ)女将のぽっかぽかブログ

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着物の先生、てるよ女将山口哲代です。着付け講師、着物再生、着物の整理収納が得意な 呉服卸(株)山善の二代目女将です。
女将の日常や大好きな茶道や読書、日々の出来事を綴っていきます

徳島繊維卸 山善の着物の先生てるよ女将です。

徳島は良いお天気。

朝一番に、恵美子さんのお宅へご注文のタオルを届けに行きました。

チビちゃんを連れて、外で待っていてくれました。

チビちゃん大喜びでぴょんぴょん飛び上がって迎えてくれました。

恵美子さんは、とても美味しい苺やお茶、揚げパンを準備して待っていてくれました。


久しぶりにお会いしたのですが、お肌はツヤツヤ瞳はキラキラ。大きなお孫さんがいるようには見えません。

以前当社でご購入くださったお洋服が、この冬とても重宝したそうで、褒めてくださいました。

嬉しいことです。


変わらぬ清々しい気持ちで迎えてくださいました。

積もる話をしながら、感じるのは生きて行く姿勢のようなもの。

お花が大好きで、優しい女性です。

また、お伺いいたします❤️


昨日、午後から紬織の着物の展示を夫と見に行きました。

福ちゃんが私に、小売店様の奥様が夫に教えてくれたのです。

これは、行かねばなりませんよね。

何か導かれている気がしました。


近くの場所ですが、行ったことがない古民家の展示場でした。



「むかしむかしと昔と今と」という一宮のお家。

とても良き展示場でした。


開催されていた伊東良子先生の遺作紬織着物展は、それは見事なものでした。

入り口入ってすぐの着物

これを見た時、紬の白生地に図柄を染めたのだと私は思ったのです。

ところが❣️

糸を染めて、これだけの図柄を織り出したのだと教えてくださいました。


もう、驚愕です。

縦横の糸を染める段階から緻密な計算と設計がなければ成り立ちません。

伊東良子(よしこ)先生の作品は、縦糸をすべて妹さんが通されているそうです。

姉妹力を合わせてつくられていたのですね。


作品の題名は、「モニュメントバレー(アメリカアリゾナ州)の落日」

1995年の作品です。

日本の夕日とはかなり違います。

赤茶けた大地に沈む夕日、それに照らされた大地はより一層赤かったのだと思います。


先生は、一昨年の12月に亡くなられたそうです。

まだまだご活躍できたであろうと思います。


同じく1995年の作品がこちら。


「1995年の春」です。

伊丹市に住んでおられた先生は、阪神淡路大震災を経験され、その強烈な経験を作品に残されたものです。

近くで見ると気が付かなかったのですが、離れて見ると、壊れた町並みがみえるようだと、夫が言っていました。

赤紫は、火災に合った地区かもしれません。

全て糸を染めて織られたのだと思うと、その困難に感嘆します。

シャープな図柄よりも、ぼんやりと描くのも難しいようにおもうのです。

糸を染めるのも大変だと思います。

すごいです…。



古民家の天井には、蜻蛉のはねのように透ける生地もありました。

薄く織るのも大変だろうなあ。


「あじさいの雨」

水面に映ったあじさいを描かれています。

何と美しい。

左下の黄色は月

ため息が出ました。

お伺いした時は、夫と私だけだったので、本当にゆっくりお話を聞くことができました。


その後、続々とお客様がいらっしゃいました。


たくさんの学生さんの育成にも携われた伊東良子先生。

貴重なお着物を拝見できて、本当によかったです。


主催のセーター作家さん永井はま子さん、ありがとうございました。

教えてくれた、福ちゃんもありがとう😊

昨日までだったので、なんとか見に行けました。



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できるだけご希望通りにとおもっていますが、難しい曜日もございます。

早めにおしらせくださいね。

お申込みお待ちしています。

 

 

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