失敗しない!半衿の選び方 | 徳島卸問屋 山善 哲代(てるよ)女将のぽっかぽかブログ

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着物の先生、てるよ女将山口哲代です。着付け講師、着物再生、着物の整理収納が得意な 呉服卸(株)山善の二代目女将です。
女将の日常や大好きな茶道や読書、日々の出来事を綴っていきます

着物の先生で着付け講師のてるよ女将です。
徳島は、雨が降ったりやんだりしています。
北九州では大降りで、心配です。
災害が起きませんように。

少し涼しくなって、体調も楽になってきました。
体が「しんどい」と、頭が回らず、すぐに眠くなってしまいます。
書きたい事は山ほどあるのにね。
これも「お年!」ということでしょうか(笑)

少し涼しくなって、手に汗をかかなくなりましたので
お客様からお預かりしていた、長襦袢の半衿掛けを済ませました。

長襦袢にも、種類があるんですよ。

カジュアルな長襦袢は、比較的、色が濃かったり、柄がはっきりしていたり、総柄だったり。


フォーマルな、長襦袢は、全体的に薄色です。
袖の振りから見えても着物の邪魔をしません。
留袖や、黒喪服の下には白の長襦袢です。


カジュアルな長襦袢には、ポリエステルの半衿や、柄物の半衿、カラフルな半衿を。

あまり半衿を付け替えない時は、ポリエステルの塩瀬の白が、とにかく無難です。
黄変も起こりにくく、取扱が楽だから。

ポリエステルの半衿は、
洗濯の扱いも楽で、強い半衿です。
生地が厚めで、少し硬めですので、
縫い付けるのが、少し難しく、
時間が掛かります。

しかし、お値段も安くて、リーズナブル。
小紋や紬の下に着られます。


ミセスのフォーマルな長襦袢は、訪問着や色無地(紋あり)など、高価な着物に合わせますので、
着物を活かせるよう薄色の長襦袢でしたよね。
その半衿には、白の塩瀬半衿が万能選手です。

今回の半衿も、洗える絹にしました。

絹の半衿は、柔らかくて肌に添いやすく、着心地抜群。
半衿の生地も薄くて柔らかいので
半衿掛けがとても楽です。

絹のため、お値段が少し高いのですが、上に重ねる着物も高価なので、釣り合いがとれます。

私は半衿掛けが楽なので、コチラを使う事が多いです。

また、茶席の半衿は、白がお約束。
特にお客様を迎える側は
カラーや柄物、高価な刺繍の半衿は使いませんので、お気をつけ下さい。

洗って付けての繰り返しの半衿は、消耗品。

高価な刺繍も素敵だし、柄物の半衿も素敵だし。
ケースバイケースでお選び下さいね。
半衿の付け替えも承っています。
お気軽にお申し付け下さい。