座布団もイメージチェンジできます。 | 徳島卸問屋 山善 哲代(てるよ)女将のぽっかぽかブログ

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着物の先生、てるよ女将山口哲代です。着付け講師、着物再生、着物の整理収納が得意な 呉服卸(株)山善の二代目女将です。
女将の日常や大好きな茶道や読書、日々の出来事を綴っていきます

徳島では残暑がとっても厳しい!てるよ女将です。お昼休みに外に出たらあまりの日差しにくらっとしてしまいました。日焼け止めを塗らなかった事を後悔です・・・あー、真っ黒け。

残暑厳しき中、外でお仕事をされている皆さまに、頭が下がります。

本当に、ご苦労様です。

 

当社では、布団類の「打ち直し」ができます。

昨日は、座布団の打ち直しをお預かりいたしました。

キナリの麻生地の夏座布団。

 

中の綿も確認させていただくと、とても綺麗なわたです。

 

 

綿の中心部分もチェック

良い綿が入っているようです。

これなら、打ち直ししても大丈夫。

中の綿を見せてもらって、あまりよくないこともあります。

その時は、打ち直しをお勧めいたしません。

 

打ち直しってなあに?

打ち直しとは、「わた」をほぐして、中のゴミなどを飛ばしてふんわりさせることを言います。固くなった「わた」の繊維を機械でときほぐすので、あたたかさ(保温性)、汗を吸う力(吸湿性)が良くなります。

 

掛け布団5~10年、敷き布団5~8年に一度のお手入れが目安です。

 

これが、あまり良い「わた」ではないと、せっかく打ち直しをしても

ふんわりと仕上がらないのです。

そういう場合は、きちんと説明させていただいています。

 

座布団の外側の生地はお客様がお持ちだった

タイシルクのブルーの生地です。

素敵だわ~。

私も大好きな色です。

お部屋の雰囲気が変わるだろうなぁ~。

 

 

今度は、正方形のサイズに、というご希望です。

まったく、雰囲気が異なる座布団になりそうです。

打ち直しをすると、見た目もサイズも思うまま。

2週間後の仕上がりがとても楽しみです。

 

昔作られたわたのお布団は、良い綿が使われていることが多いです。

現代の化繊綿よりも、吸湿性の良い綿が使われています。

汗っかきさんには、気持ちいい素材です。

捨てる前に再利用も御一考くださいね。