今日、大阪商工会議所で広報セミナーです。
お申込みくださった方、
お会いするのを楽しみにしております
今日のセミナーは、
「入門編」のお話し(と演習)
ですので扱いませんが、
広報には「リスク広報」もあります。
そういうとすぐに
「謝罪会見」が頭に浮かぶかと
思うのですが、
それってほぼ土俵際。
突発的な何かであれば
仕方ありませんが、
広報として防げるリスクもある。
防いでいくのが、
“守るために攻めの姿勢でいく広報”、
です。
イメージでいうと、
病気治療ではなく、病気の予防。
(歯ブラシで磨くだけでなく、
いろいろなツールを使って
の健康を保とうとするのと同じ。)
今日も「オモシロイはサイキョー」
が旗印の堀美和子のブログに来てくれて
ありがとうございます~!
ホンマ感謝ですっ!
これについて書こうと思ったわけは、
ある事業者さんから
ストーリー仕立てのショート動画を
見せられたこと。
「仮ですけど・・・」と
前置きされた動画はこんな感じ。
活躍が期待される若手女性が
大きなプロジェクトを任され、
若干、疲れと焦りを憶えている、
というシーンから始まる動画。
彼女の焦燥を見ていた同僚が
励まそうと、帰り道を一緒に歩きます。
夜の都会。
家路を急ぐ人もいれば、
クラブに繰り出す人もいて・・・
という、
ひとり一人、生き方も頑張り方も違う、
みたいなシーンが描き出されます。
そこで同僚は、
過去に彼女と一緒に撮った写真と
軽いノリで付けた(?)
キャプションを見せ、
「ほらー、こんなこともあったやん」
って励ます。
・・・とここまで聞けば
麗しい友情動画だと
思われるでしょうが、
私が「やばっ!」と思ったのが
写真に付されていたキャプション。
見ようによっては、
入社間もない二人が
思わず漏らした本音とも取れ、
百歩譲れば、若気の至り、と
大目に見られるかも
しれない内容でした。
しかしそうは見ない人も一定数いる。
一定数、とぼかしましたが、
長年広報の世界で生きてきた者として
「決して少数ではない」と、
頭の中で警告音が鳴りました。
なので
「それ、ちょっと変えはった方が
いいんじゃないですか?」
と提案したのですが、
先方さんは全くピンと来られず、逆に
「何言ってるんだろう、
このおばちゃんは」
という感じでキョトンとされた。
(こんな感じだったかなぁ。)
「あ、通じてない」と思ったので
次のように申し上げました。
「こちらがいくら、
『働いている人あるアルやんなー』
『これくらい言うよなー』
と考えて(作って)も、
そうは取らない人もいます。
悪意のある“切り取られ”方をしたら
多分に炎上するリスクを含んだ
表現です。
100%の安全はありませんが、
社会情勢に照らして
自らリスクを引き寄せるようなことは
控えた方がいいと思います」
広報担当者は
社会の動きに嗅覚が効きます。
(ってか、効かんとアカン。。。)
だから、社内のさまざまな部署が
外に出そうとしている
コンテンツに対して、
法務部門とは別の社会的観点で
牽制をかけられるんです。
創る段階から
「危ない意識、
持ってますか?」
と自制を求める。
できる、というより
やらねばならない
広報さんのお仕事です。
自制と牽制がない組織の
将来は危ないから。。。
広報には、
攻めの広報と守りの広報の他に、
第三の
守るために攻めの姿勢でいく広報
があるのだと知っておいてくだされば。
来てくれはってありがとう~!m(_ _)m
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