「頑張る」っていうことについて
一昨日、こんなブログを書いた。
そこで思い出したんが、
バレエと並んで私の好きな「講談」。
上方講談の名跡を継ぎ、
今はフリー(どこにも属さず)で
他の伝統芸能ともコラボしながら
講談の魅力を広げようとしてはる
旭堂小南陵さん。
(大阪市此花区にある「此花千鳥亭」)
(この案内板は地元商店街の方々が
掲げてくださったそう。)
この方の頑張りはすごかった
そのすごさは新聞・テレビにも
取り上げられてて。
(1年365日休まず連続講談を
行った時の産経新聞の報道。)
今日も「オモシロイはサイキョー」
が旗印の堀美和子のブログに来てくれて
ありがとうやで~!ホンマ感謝やっ!
頑張り方は人それぞれ。
やり方も熱の入れ方も
全然違てええと思てます。
ただ、「ここぞ」
という時に関しては、
一昨日の豊中商工会議所の
メルマガ筆者さんに共感する。
小南陵さんは上記リンクのとおり
会社員を経て俳優とか声優、
イベントの司会なんかをしてはった。
それが講談を知って
「これは究極の芸能(のひとつ)だ」
思い定め、
生涯をかけたいと
四代目・旭堂南陵氏(故人)に入門。
(入門時の芸名は「旭堂小二三」さん。)
伝統芸能の世界の修業。
特に昔は、
働き方改革とはほど遠かった。
師匠からの
「それ、無理っすー!」と
言いたくなるような注文(?)を
捌き、
先輩(兄弟子・姉弟子)に気を使い、
年長になると今度は後輩
(弟弟子・妹弟子)の面倒を
見ねばならない。
そんな苦労の海を泳ぎ切り、
2015年には
「第70回 文化庁芸術祭新人賞」
を受賞・・・からの名跡襲名。
そこからの頑張りも
またすごかった
ずっと言われ続けてきた
「どこへ行ったら講談が
聞けるんですか?」
の問いに、
胸を張って「ここです」と
言える拠点を作ろう!と。
ホンマにDIYで作ってしまわはった。
知り合いの大工さんに教えを請いながら、
舞台芸術関係の専門学校生さんや
芸界の仲間の力を借りて手作りで。
この熱さというか一生懸命さに
打たれた私は、少額ながら
提灯寄付をさせて頂いた。
講談の小屋(定席)を作る
いうんは、建築の苦労だけとちゃうくて、
消防法、興行権etc.、
いわゆるお役所仕事・書類作業も
てんこ盛り。
そうやってせっかくできた小屋も
翌年にはコロナ禍に見舞われ・・・。
それでも、
「講談に出てくる歴史上の人物は皆
ピンチをチャンスと思って
乗り越えた」と。
開設5周年を迎えはった今年、
なかなか聞きに行けてないんやけど、
小南陵さんの姿を見る度に
諦めずに動き続けること、
こうと思ったらカッコ悪くても
頑張ることの大切さを
思い知らされるんですわ。
(こういう古民家で聞いた
講談会もええもんでしたで~。)
頑張るって、もちろん
自分のために頑張るんやけど、
その姿は確実に
他の人にも影響を及ぼす。
かつての熱血ドラマとちゃうけど、
“熱さ”って伝染するんやな~。
皆さんのところにも
そういう“熱い人”
いてはらへんやろか。
一昨日書いたように、
今ってそういう人を
ともすれば揶揄する風潮も
ないではない。
そやけど私は、
“熱い人”の側に立ちたいな、
って思うんですわ。
あなたはどない
(此花千鳥亭の高座)
来てくれはって
ありがとうやで~!m(_ _)m
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