「こういう人、いるよね」「こういうの、あるよね」という感覚を持つ・探す・提示する~広報のポイント | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

5月の導入授業を終え、

昨日から本格的な授業が始まった
「広報のがっこう」。

6月は加納和子先生による
プレスリリース講座。

これはもう必聴です!!
(私も勉強させて頂いてます。)




そんな
「広報のがっこう」の特色は、


「おもしろい」という感覚を
広報に持ち込んだこと。



「おもしろい」にも
いろいろありますが、

そもそもその感情が
芽生える源って、
何だと思われますか?



(良いお米が採れる条件は
 良いたんぼ、、、みたいな
 “あれ”です。)


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





「広報のがっこう」の企画会議で、
構成作家・落語作家である
今井ようじ先生がこんなふうに
言われたんです。

「(人は)
 知らないことには

 笑えない」




つまり、
誰もが知っている(分かっている)
ことには笑いが起こるけれど、

未知のこと、初めて知ることに
笑いは起こらない、と。



例えば、ドイツの食事風景。

彼の国では、あらゆるものを
フォーク(の背)を使って
潰して食べるのだそうです。
(知らんけど。^^;)




だから、
もしドイツ版コントを作るなら、

ジャガイモやグリーンピースなどを
次々潰していった挙句に(?)

パンまで潰そうとしたら
「なんでやねん!」
とツッコむことができる。




そこで笑いが起こる。笑ううさぎ


しかし、同じことを
日本でやっても、
「どこがおもろいねん。もやもや
となる。

 

笑えない。


そういう習慣がない

=知りませんから。汗

 





やったことがない、
見たことがない、
(=初見のモノやコト)には

どう反応すればよいか
分からない、ってことです。



共通認識
=「あ、あれね」が大事。




それこそが“おもしろいの源”。



実は“あれ”を察知する力
~それも旬の~って、
広報にめっちゃ通じる。


“旬の共通認識”を
嗅ぎ分ける力
見つけ出す力こそ、
広報の要(かなめ)の一つと
言っても過言ではない。





「あ、それあるアル~」
と一瞬のうちに頷いてもらえる
からこそ、

記者の関心を呼び、

それが報道された途端、
視聴者も
「おもしろい/興味深い」と
思ってくれる。


 



朝日新聞一面題字下に
連載されている「折々のことば」にも
こんな言葉が紹介されてました。

昨年大晦日の回。

映画「PERFECT DAYS」
トイレ清掃員を演じた
役所広司さんが、

カンヌ国際映画祭で
インタビューに応えて
こうおっしゃった、と。

「『こういう人、いるよね』
 という感覚が、
 いちばん大事かな

 と思います」

※出典「サンデー毎日」12月24日号




カンヌ国際映画祭で
最優秀男優賞を受賞した
俳優さんが大切にしているのも
「こんな感じ、あるな」
という「自然さ」。


それがあるからこそ、
大勢の人の共感を呼ぶ。

映画もコントも広報も、

同じ。

 

 

(追伸)

今井先生が上方落語協会の

台本コンクールにて入賞された授賞式が、

今夜、天満天神繁盛亭で開催されます。

よろしければ足をお運びください。

私はお祝いに駆け付ける予定です!
 

 


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