「えっ?」と耳を疑うニュースでした。

某県知事が新入職員を
前にして行った訓示。




ぶら下がり(会見)での
「突然辞任」にも驚きました。

皆さまもニュースでご存知と思います。


その会見で同知事は、

「訓示全体を音声データでも
 文字起こしでも見られるように
 しているので見てほしい。

 一部だけを切り取って
 どうこう言うのは止めて頂きたい」

旨の発言をされてました。


私は危機管理広報の
プロフェッショナル
ではありませんが、

特に責任ある立場の人は、

「どこを切り取られてもいい発言」、

つまり、一語たりとも
無意味であってはいけないし、

意識の行き届かない言葉を
紛れ込ませてはいけない、


ことくらいは
ハゲシク理解してます。


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
 

 




いわゆる「失言」をした政治家が
よく「一部を切り取るな」と
抗議してますよね。もやもや

もちろん、
誰かが(メディアも含めて)
悪意を持って都合の悪い部分を
つなぎ合わせるのは
もってのほかです。



それはジャーナリズムでも
なんでもない。


ただ、「一部切り取り」の責が
メディア側にだけあるのかというと、
決してそうは思いません。


どこで知ったのか忘れて
申し訳ないのですが、

欧米の一流と言われる企業の
directorやboard member
(=取締役)になった人々は、

こんな教えというか訓練を
受けるのだそうです。




「自分の発言のどこを
 切り取られても

 いいように。

(切り取られることを

 前提に発言しなさい。)」


責任ある立場の者から
一旦出た言葉は、

どこをどう一人歩きするか
分からない。

自分の言動は常に

見られ検証されると考え、


緊張感を持って対応せよ、
ということ。



これ、欧米企業の教戒

(きょうかい)ですが、

もちろん日本でもそうです。

企業や自治体の責任者は、
一挙手一投足はもちろん、

一節・一語に
気を配らねばならない。




ある敏腕広報さんは、
もしトップの口から
「これは・・・(・.・;)」という
発言が出たら、即、

その場で訂正してもらうよう
進言するとおっしゃってました。


(今回は「訓示」ですから、
 事前に原稿はあったはずなのに、
 誰も見抜けなかったのか?
 という疑問は残ります。)


責任ある立場の人たちの言は、
それほど重く影響力があるのです。





6月になると、多くの企業が
株主総会を開催します。




そこでまた新しい
取締役さんが誕生しますよね。


ぜひその機会に、
広報担当よりレクチャーを
受けて頂きたいです。

 


もちろんトップも、
復習の意味を込めて
勉強し直して頂くことは、
決してムダになりません。




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