コロナ禍が影響したのか、
最近、リブランディングのご依頼を
頂くことが増えてきました。
やはりあれだけのパンデミック。
コロナ前に決めていたコンセプトや
それに基づく施策等々が
“合わなく”なってきている、
と薄々感じている方が
多くなっているようです。
リブランディングというと、
まず何をおいても
自社の中を見直すことから。
私はその次に、
“相手”≒理想のお客様を
考えて(設定して)頂くことに
しています。
なぜそれが必要と考えたのか
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
(リ)ブランディングはもちろん、
自社の姿を“正しく”社会に伝え、
更に目標(収益向上やシェアアップ等)
に向けて進むために行うものです。
だとすると、自社だけに
フォーカスしていればよいような
気もしますが、
広報人的には
それだけでは足りないと
考えるようになりました。
なんといっても
広報の英語訳は
Public Relations
ですから。
Public(社会/ステークホルダー)と
Relations(さまざまな関係性)を
結ぶこと。
相手があってこその広報、
社会の中の会社、です。
つまり、
伝える相手を見ていないと、
せっかくの(リ)ブランディングが
自己満足に終わってしまう
危険性があるということ。
例えば、名前は伏せますが、
ある大きな自治体が
「女性が、どんどん主役になる」
というキャッチフレーズで
ポスターを作りました。
「女性応援に力を入れている
自治体であることを示したい」
(=そういうブランディングを
行った)
から、制作されたポスター
だったのでしょう。
しかしそれが見事に
逆の効果を生んでしまった。
だって、そこにズラっと
並んでたのは、
若くても50代、
上は70代超くらいの全員男性で、
しかももれなくダークスーツ。
男性経営者だからどうの・・・
ということではもちろんありませんが、
キャッチフレーズとビジュアルの
あまりの“遠さ”に吹き出して
しまったんです。
これなどは、
“相手”≒理想のお客様を
見られていない典型例です。
せっかく安くない予算を投じて
(自治体の)政策の
ブランディングを行ったのに、
全然伝わらないどころか、
マイナスイメージを与えてしまった。
もし私がその自治体の住民だったら、
複雑な気持ちになったと思います。
(リ)ブランディングの“根っこ”は
もちろん、自分たちの中身・歴史。
しかしそこに
“誰に”という要素が
欠けると、上記のように
トンデモなことになる。
もし今(リ)ブランディングに
取り組んでおられる会社さんが
ありましたら、
“相手”≒理想のお客様を
意識してみられることを
超絶おススメ致します。
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援を
して頂けると嬉しいです。