交番の由来と“関係性”がもたらした奇跡。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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昨日のブログからの流れで、
こんなこと聞いちゃいます。w
   下矢印
「交番」って、なぜ「交番」と
いうのかご存知ですか?
('◇')ゞ


(千葉駅前交番は
 こんなユニークな形~。笑ううさぎ


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!




警視庁の地域総務課によると、
「交代で番をする所」に
由来するそうです。

交番制度が始まったのは
警視庁の創設と同じ1874年で、

当時は警察署から特定の場所に出向き、
交代で立ち番をする形だったことから
「交番」になった、と。

(1/15朝日新聞夕刊より)


納得です。(*゚ー゚)( 。_。)




そんな交番も今年で150年。

今では海外にも「輸出」される
日本の行政文化の一つに
なってます。

※「輸出」先は、シンガポールや
 ブラジル、インドネシア、
 カンボジアに広がっているそうです。





その交番が歴史的事件の
解決の窓口になったと、
朝日新聞が報じていました。

歴史的事件とは、
オウム真理教事件です。

同事件で最後に確保された受刑者
逮捕のきっかけになったのが、


当時交番勤務の若い巡査と
地域住民の交流だったそうです。




2012年当時といいますから、
今から干支で一回り前。

東京都区内のある交番に、
指名手配犯によく似た歩き方の
人物がいる、と
住民から通報がありました。

そこからの逮捕劇でした。




その人がなぜその交番に
知らせに行ったかというと、


「彼(交番勤務の若い警察官)に
 手柄を立てさせてあげたかった」


から、だそうな。

 



その人と若い警察官の縁は、
商店街でけが人を助けた時に
始まった、と。

その人が通報し、
若い警察官が駆け付けてくれた。

その警官は
けが人を見送った後も、

現場に残った血だまりを
ブラシで掃除していたそうです。

「商店街に来る人が
 びっくりしちゃうと
 いけないから」と。

(1/26朝日新聞夕刊より)


(こんなのどかな
 商店街だったんでしょうか。)


通報した人もポリ袋に
水を汲むなどして手伝い、

「お兄さん頑張っているな」
と思われたそうです。



この方、それ以後も
たびたび交番を訪れ、

「若いのに大したもんだ」
「頑張って」

と声を掛けるようになったとか。



 

 


同紙によると、
当時の若い警察官さんは今、
警部補にまで昇任。

「目の前の仕事が
 どんなに地味でも、
 必ず見てくれている人が
 どこかにいる」

と述懐しておられるそうです。


私、このコメントに
「そうそうビックリマーク」とハゲシク頷きつつ、
更にこんなことも考えた。
   下矢印
警察官と一般市民の

間でも、“関係性”が

ものを言う。

だったら、
企業とお客さんの間で

“関係性”を深めることの

重要性って言わずもがな

だよね、と。
 

 


誰が。

誰のために。

何をするのか。



企業活動にとって、
この3つがとても大事だと
示してくれている
交番のエピソードでした。






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