「仕掛学」ってやっぱ使える。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

「仕掛学」ってご存知でしょうか。

大阪大学の先生が提唱された
「行動経済学」の応用で、
こういうことです。


コロナ禍で話題となった
阪大病院入り口の
「真実の口の消毒液噴霧器」も
これを使って作られたものです。

※ローマの観光名所ですよね。




最近、ある状況に
困っておられる方々に

これ(仕掛学)を使ったら
エエんちゃいますか?
って提案してみました。チョキ


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!




困っておられた方
=夜間イベントの主宰者

困っている現象
=イベント会場と(食べ物の)屋台の
 間で人が滞留して時に危ない状況も
 出現してしまう


コロナの制限が取れて
さまざまな催しものが再開され、
どこも大勢の人出。あせる


(ここ大阪でも昨冬の
 「光の饗宴」には大勢の人出が。)



昼間なら辺りは明るく、
自分や周囲の状況が十分判断できますが、
夜間となるとそうもいきません。


(例えば「光の饗宴」でも
 頭上明るい足元暗いという
 場所はあります。)


暗いということはそれだけで
危険を孕みますが、


気を取られるパフォーマンス
       +
手には美味しい飲食物

となると、どうしても
人が滞留する。集団になる。

 

それだけで、密集や転倒等に
つながる可能性がでてきます。ショック





しかし、いくら
「ここで立ち止まらないでください」
等とアナウンスしても
効果が薄いのはご存知のとおり。
(^^;

 



(パンダ舎の前で
 「立ち止まらないでください」
 と言われても無~理~なのと一緒。)


言われたからって、
目の前には楽しいステージ、
しかもたこせん食べながら・・・
では、その場から動きたくないですよね。




ただなんらかの手を打たねば、
“群衆”になってしまってからでは
どうしようもない。




そんなお悩みを聞いていて
ハッと思い出したのが、

かつて「平城遷都1300年祭」の時、

暗い会場の足元に
道なりにLED照明を設置したこと。


(こんなだだっ広い所で開催されました)


だだっ広い平城宮跡には
照明設備がなく、

どうやって夜間来場者に
安全に歩いてもらうかがネックでした。


そこで、太陽電池を使った
LED灯篭を作り、道なりに
ずらーーーっと並べたんです。



(イメージ)


すると暗い中で灯りが
向こうまで続いてるもんですから、

来場者さんは

“思わず”灯りを追って、
会場のあちこちに分散して
くださいました。



後になって、これが
「仕掛学」に通じてたんだ、
と気づきました。

即ち、
「人は〇〇されると
 思わず〇〇してしまう」

です。

冒頭の「真実の口」の

事例と同じです。



夜間イベントの人流問題に
悩んでおられた方に、

〇道なりにLED照明を敷設する。
 道路工事のように、
 光が流れるように見えれば更に可

〇プロジェクションマッピングを
 路面に応用して、
 進行方法を明示するか、
 進んでほしい方向に

 面白いマッピングを描き出す

と提案しました。

 


(イメージ)


すると、
「なるほど。(*゚ー゚)( 。_。)

 確かにそうされれば

 そっちに行ってみたくなりますよね。

 何かできないかやってみます!」
とのお返事。(^^)/

「仕掛学」、半端ないなぁ。



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