お客様が“飲み込んで”しまう「こんなこと」(の続き)。~悪い「ちりつも」にならないために。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日のブログで参照させてもらった
大阪日日新聞連載のコラム
「吉武英行 五感の旅」。

筆者の吉武さんは、
「バスタオル掛け不足」以外にも、
こんな“不都合”を
書いておられました。


“不都合”に共通するのは、
経営者やスタッフさん自身が
自分たちの宿に泊まったり、
設備を使ったりしていないこと。

 



(大浴場の使い勝手、大丈夫?)


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





筆者さんは、
ある温泉地の旅館に泊まった時、

大浴場で危うく
火傷しそうになったそうです。ショック




シャワーを浴びようとカランを
回した途端、熱湯が出てきて、
とっさに飛びのいてダッシュ

難を逃れた、と。汗

その後、
湯音を調整しようとしたものの、

冷たかったり熱くなったりで、
調節が困難だったらしいです。もやもや



これはこれで困りものですが、
火傷をしたわけでもないので、
その時は宿の方に

何も言わなかったそうです。

しかし、その後
「ちょっと待てよ」
と考え直された。

 

 



湯温の調節方法が
宿毎に違うのは仕方がない。




しかし、
半ば故障しているものに
出会うのもしばしばで、

「これって
 どういうことだろうはてなマーク
と。


もし自分の家だったら、
半ばとはいえ故障している水栓を
そのまま放ってはおきませんよね。


速攻で修理を頼みます。



「半ば故障」したまま
放置されている原因は、

「気づいてない」ことしか
考えられません。



クローバー クローバー クローバー 引用ここから クローバー クローバー クローバー

これはかなり重要な問題だと思う。

要するにその旅館の関係者が、
誰も最近その機器を使っていない
ということだからだ。

使えば故障はすぐにわかる。

使い勝手が悪いというのも
使ってみればこそ。

定期的に使っていれば、
そういうことは
必ずわかるに違いない。

改善のスタートは
「気が付く」ことである。



クローバー クローバー クローバー 引用ここまで クローバー クローバー クローバー



更にご自身の記憶の中に
ある“不都合”として、

×深夜に浴場の照明がつかない
×部屋の窓がうまく開かない
×洗面所のお湯が出ない
×冷蔵庫に期限切れの
 ビールが入っていた
×栓抜きが見つからなかった、

等々。





こういう「小さな」問題は、
大抵のお客さんが
見て見ぬふりをします。


誰も何も言わないから、
宿の人に“不都合”が
伝わらないまま。

 

だから改善されず、

次の人もその次の人も

「ありゃ?困ったなぁ」。えー?

 


そして次第に
「あそこの宿は・・・」と
悪い口コミが広がり

お客様が“去って”しまう。

 




考えたらとっても怖いことですよね。

悪い塵も積もれば山となる。




旅館に限らず、
どんなお店でも、

企業でも、

時々は自らが
お客さんになってみる、
使ってみる、が大事。




ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。