京都の大学に行きましたので、
4年のうち2年は京都市内で一人暮らしを
しました。

大阪の南河内の人間からすれば、
京都といえば憧れの地。

祇園祭りに金閣(寺)・銀閣(寺)、
清水寺に鞍馬や大原etc.
観光地も目白押し。





「京都に住んでたんやったら、
 いろんなとこに行ったんちゃうはてなマーク

よく問われるのですが、、、
ほとんど行ってません。(^▽^;)



授業とバイトが忙しかったのも
一つの理由ですが、

それを上回る、
ある誤謬(ごびゅう≒矛盾)が
あったんです。タラー


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!

 

 




その矛盾とは、

あまりに身近過ぎて
「いつでも行けるさ」と
“思い込んで”たこと。



名所旧跡が多い所にお住まいの方なら、
頷いて頂けるんじゃないかなぁ。


実はそういう“思い込み”が
集客の意外な盲点になってる。


日経MJ(の記事)で知りました。





4月に(株)星野リゾートが売り出した
「温泉めぐり 界の定期券」が
好調とのことで、

「界」ブランドマーケティング担当の方が
取材に答えておられました。

界は同社が運営する温泉旅館のブランド。
 同ブランドの温泉旅館18施設に
 年間12泊まで泊まれる定額制プラン。
 対象は70歳以上。




「温泉めぐり 界の定期券」が狙ったのは、
シニアを取り込んで顧客層を広げること。

100組限定発売が約2か月で完売。
狙いは見事に当たりました。ダーツ
 

 


発端は2017年ごろ。

70代になると旅行回数が落ち込むという
調査を目にして、
シニア層の旅行需要を喚起できないか?

と考え始めたのがきっかけとか。


当初、シニア対象ということで、
“足腰が弱くなる→バリアフリー”と読み、

ハード面の改善に取り組んだものの、
肝心の需要喚起にはつながらなかった
そうです。
 



「どうすれば旅行意欲

 そのものを高められるのかはてなマーク


その“壁”に手をかけるきっかけとなったのが
いわゆるユーザーインタビュー。

 


70歳代の女性たちが漏らした意外な本音は、
私が大学時代に経験したことと同じでした。

     下矢印
いつでも行けるからこそ、

行かない。


シニア層は時間的に余裕のある方が多いです。

現役世代のように土日や長期休みでなくても、
平日にも行動できる。

 


それが逆に、
“(行動する)きっかけのなさ”に
つながってしまってた。


更に「旅行の手配」を面倒に感じる人も
多くいた、と。

 


 


その“きっかけ”と“面倒な手配を省く”
を両立するために誕生したのが
「温泉めぐり 界の定期券」



「いつでも行ける」
「いつでも買える」

これって一見

メリットのようでいて、
100%そうとも言い切れない。




逆に「〇〇日に限り」とか
「〇〇個限定」なんて条件がつくと、
「行かなきゃ!」魂に炎が点きます。


 



煽るということではなく、
行動するきっかけを提供するのも
企業やお店の仕事なんだな、と、
若き日の後悔と共に思いました。ハッ

 



(大好きな哲学の道。

 大学から東にずっと歩けば行けたので、
 ここはよく歩きましたが、
 その向こうの銀閣寺には行かなかったなぁ。^^;)






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