スマホを手にしてから、
写真を撮ったり動画を撮ったり・・・
ってことが(以前より)
多くなってませんか?
ひと昔前なら、
写真を撮ろうと思えばカメラ(デジカメ)、
録画しようと思ったらハンディカム
(のような録画機器)を持っていかないと
撮れませんでした。
でも今は、手元にあるスマホで
いつでもどこでもなんでも撮れる。
あるバレエの先生が子供たちに
発表会の振り付けを始められた時、
一斉にスマホを構えるお母さん方に
「ちょっと待ってください」
とおっしゃったんですよね。
今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
振り付けって、以前は、
その場で記憶するしかありませんでした。
(どんだけ昔やねん。)
目と耳をかっぽじり、
頭をフル回転させ、
身体の感覚をビンビンにして、
自分の振りはもちろん、
隣の人との距離や立ち位置、
フォーメーションを覚えるしかなかった。
記憶がこぼれ落ちないように、
帰りの電車の中で必死にメモッたのを
よーく覚えてます。
でも今は、振り付けでも先生の注意でも
スマホで撮れば後でいくらでも
見返すことができてとっても便利
でもねでもね、それって反面、
“その場で覚えなくていい”
に通じるんじゃないかなぁ・・・
なんてチラッと思う。
ちょっとコワいかもしれない。
子どもたちは、その場で必死に覚えなくても、
家に帰れば親が撮った動画がある。
それを見れば済んじゃうから。
もちろん、さまざまな理由で
「覚えるのが苦手(>_<)」という
お子さんもいらっしゃいますから、
一概に録画がどうのとは言えないんですが、
件の先生曰く、
「どうしても真剣さに欠けがちで、
甘えみたいなものが出てきてしまう。」
集中力も高まらない」と。
だからその先生は、
子どもたちと親御さんに向かって
こうおっしゃったそうです。
「振りや、お友だちとの距離、自分の位置を
できるだけ早く覚えるのもお稽古の一つ」
「後でノートに書くのは全然いいの。
一旦、自分で『こうだったよね』と
納得したことが出てくるから。
そこで、分からなければ、
今度ちゃんと確認しようとかって思うもんね」
「そういうのと、
単純に『録画したものを見ればいいや』
っていうのは違うと思うの」
この示唆の後、
親御さんたちはスマホをカバンにしまわれ、
子どもたちの真剣度が
目に見えて上がったそうです。
これを聞いて、
私たち大人も同じやな、と
ハッとしたんです。
例えば、セミナー。
スライドと同じものが配られてたら、
講師の話はもう上の空。
「あとで見ればいいや」
って思ってしまう。
(配られてなくて)「写メOK」の場合も
途中から筆記を止めて、
「えーい、撮っちゃえ」って
手当たり次第にパシパシやり出す。
後からその画像を見るかというと、、、
ほとんど見ないんですよぉぉぉ。(^^;
「撮ったから」という安心感で話も半分だし。
ひょっとしたらあなたにも
そういう経験が
反対に、
ミミズののたくった字でも、
自分の手で書いたり、
(私の字はこういう小学生の字より汚い。。。)
PCやタブレットに自分で入力したのは
見返します。また内容も結構覚えてる。
上記のバレエの振り付けと同じで、
講師の話を一旦自分の中に取り込んで、
頭⇒手に“落ちてきた”ものを
アウトプットしてるから。
別の言葉でいうと、
「自分のものにした講師の話」を
書き付けているから。
動画も写メも確かに便利で
もはやないとやってはいけませんが、
本当にそれを撮る必要があるのか、
よーく考えて使いたいと思いました。
本っ当ーに、バレエのレッスンは、
ビジネスの気づきをくれます!
あなたも一緒にいかが?ヽ(^o^)丿
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