キャッチコピーのセミナーをする度に、
「あれ?」と思うことがあります。
(今年も夏に大阪商工会議所で開催です。(^^)/)
それは、
「なんで皆さん、
そんなに安く
売りたがるのだろう」
ということ。
中には、
「特別な事情でもあるのですか?」
と聞きたくなるようなものまで、
「安さを強調できるキャッチコピーを
教えてください」
なんて質問が飛んでくる。
尊敬している販促コンサルタントの
松野恵介先生がこう書いておられる通り、
値引きや安売りは、
すればするほどしんどくなる。
それなのになぜ?とお聞きすると、
「安くしないと売れないから」と。
それ、ホンマですか
今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
特に値引き幅の大きい品(≒高額品)を
扱う事業者さんほど、
値引き=売上アップの必須条件、
と考えられているようです。
しかし、
松野先生のブログ(上記リンク)を
読んで頂ければお分かりのとおり、
“たった”10%の値引きが、
ボディーブローのように効いてくる。
数年前の大商のキャッチコピーセミナーに
ジュエリーショップのスタッフさんが
参加してくださってました。
その方は、た~くさんのジュエリーが
並んだチラシを示して、
「この『大幅値引き赤札市』という
キャッチコピーの他に効く言い方はないかな?
と思って・・・」
と参加の理由をおっしゃいました。
きらきらしい宝石の正価が
赤の二重線で消され、
その下に10%引きどころか、
3割も4割も値引きされた価格が
大書きされていました。
(きっとあなたもどこかでそういうの
ご覧になったことがあると思います。)
宝石の値付けの方法って全く知りませんが、
こうまで簡単に値引かれてしまう宝石たちが
不憫に見えてきました。
人工宝石なら、テクノロジーが進めば
いくらでもコストダウンできるでしょう。
しかし、母なる地球が、
気の遠くなる年月をかけて
生み出してくれた宝石たちを、
適正価格以上に下げて売るというのは、
この地球に対する裏切りのようにも
思えてきました。
(大げさかもしれませんが・・・。(^^;)
ジュエリーって、気分を上げてくれる
またとないアイテムなので、
できるだけ多くの方が
手に取れる価格にはなってほしい。
しかし一方で、
その価値を棄損するような売り方にだけは
なってほしくない・・・。
この二律背反に揺れる心のまま、
件の方を翻意させることができなかったのが、
今でも心残りです。
あの方に再会できたら、改めて、
「宝石もお客さんも御社も
喜べる行き方が
あるのではないですか?」
とお伝えしたい。
それは、、、って、
続けると長くなりますので、明日。(^^♪
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