私の「講談LOVE」は、
あなたもご存知のとーり。(*゚ー゚)( 。_。)

 


耳に心地よいだけでなく、
仕事にも役立つ
ということを
度々書いてきましたが、

最近もまたあったんですよぉ~ビックリマーク
すごく助かったなぁ~ってことが。チョキ


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!






新商品のキャッチコピーというか、
開発中の商品を説明するのに
すごく困ってる方がおられたんです。

社会的にも意義のある商品になりそうで、
私もぜひ多くの人に知ってほしいなと思った。

ですがご本人曰く、
「なかなかうまく説明できなくて・・・汗」。



商品の説明を聞きながら
パッと頭に浮かんできたのが、

木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が
一夜にして建てたと伝えられる「墨俣一夜城」。

「太閤記」でもなかなかのエエ場面です。(^^)/


(長良川のほとりに立つ今の墨俣城。
 秀吉が建てたと言われるのは、
 城ではなく砦でした。)



なぜかこれが講談師さんの語りと共に、
パァーっと頭の中に甦ってきて。。。ひらめき電球

そこから、

「なるほどぉー!」と頷いて頂ける
キャッチコピーが生まれましたびっくりマーク

なんとなれば、
企画書もその一行で OK みたいな。

 


上方(かみがた)の講談師さんにとって、
「太閤記」は定番中の定番。

なので私も折に付け、
「太閤記」の中のいろいろなお話しを
聞いてきました。

 

※「太閤記」は長~いお話しですので、

 昔は「続き読み」という形で連日語られて

 いましたが、今は「抜き読み」=一話ずつ

 抜き出して読むこと、が主流になってます。

 

 

その中に「墨俣一夜城」もあった。

上差し少なくとも2回は聞いた覚えが。。。)

 


講談に出会わなければ、
ドンピシャのキャッチコピーは
出てこなかったビックリマークんです、本当に。。。目


古い話がしっかりと

現代に生きて
役立ってる証拠です。



(余談ですが、墨俣城の前には
 「太閤出世橋」と名付けられた橋もあります。

 一夜城を成功させたことから、

 出世街道を驀進したため。グッ

 



実は、若い人(中学生)も

「古いと思っていた芸能にも
 実は今の社会を生きる

 ヒントが隠されている」

と喝破してます。


1月上旬の朝日新聞「声」欄に、
14歳が学校の授業で、

能楽堂に能を見に行って、
実際に舞台に立って練習をさせてもらった
ことが載っていました。


(能舞台。イラストはWikipediaより)



この学生さんが習ったのは
能の中でも有名な「羽衣」(の一部)。


とにかく初めてですから、
見よう見まねでやるしかない。アセアセ


その時、能役者さんは、
「ここ(これ)が正解」というふうには
指導されず、


「〇〇を心がけること」というふうに、
曖昧な感じで教えられたそうです。


 


その教えを、
中学生さんはこう受け取られたんですね。
        下矢印
「『絶対やってはいけないこと』を
 守りさえすれば、
 あとは演者の信念に

 任されているのだ」




なんかすごくないですか?\(^o^)/


更にこの受け止めから、
全てが「まず検索」になっている風潮の中で、

「自分の信念を持って

 行動することの大切さ」
に気づいた、と。




そして最後はこう結ばれていました。

クローバー クローバー クローバー クローバー 引用ここから クローバー クローバー クローバー クローバー

古いと思っていた芸能にも
実は今の社会を生きるヒントが隠されている。
能に対する見方が変わった。

クローバー クローバー クローバー クローバー 引用ここまで クローバー クローバー クローバー クローバー



いかがですかはてなマーク

「大人だ」って大きな顔をしてるのが
恥ずかしくなりませんか?汗うさぎ




14歳と言えば、スマホネイティブ真っただ中。




そんな世代の人が、
今に残る芸能の真髄を、
長い人生の教訓にしようとしている。



大人も負けちゃいられません。


こんなご時世ですから、

為政者ほど講談を聞いて

治世や外交交渉の妙を会得してほしいです。



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