保管料だけで6億円、
廃棄料に6千万円、
(活用したいとの申し出に)配送料が10億円、
とケチが付きまくりの「アベノマスク」。タラー

 

 


せっかく「捨てるくらいなら!」
と考え出された様々な活用策をも
否定されてるようで釈然としません。(+o+)

 


※例えば富山の酒蔵さんは、
 不織布マスクや自作の布マスクと合わせて
 使えるようなマスクシートに改造。

 朝日新聞に載っていたのは、
 「子どものよだれかけにリメイク」、
 「介護用ガーゼに転用」、
 「化粧水用のコットン」、
 「水を浸した布マスクに
  スプラウトの種を置けば簡易畑」、
 「ガーゼを数枚重ねてキャンバスにすれば、
  独特の風合いの絵画が描ける」、
 「キャンプでは鍋つかみとしても使える」
  等々のスゴイアイデア
!


(確かにいいアイデアビックリマーク



実は私も非常持ち出し袋に入れてます。

ガーゼとゴム紐の組み合わせと考えれば、
即席の救急帯になるし、

 

保冷剤を挟めば(打撲等で)

熱を持った箇所を冷やすのにもいいな、と。




どっちに転んでもムズイ状況ですが、

 

「そもそもの“奥”に思いを馳せてみる」って、
二度と同じ轍を踏まないために大事なんちゃう?

 

と教えてくれる投稿に出会いました。


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!







1か月ほど前の朝日新聞の読者投稿欄「声」。

そこに70歳の女性の方の
「アベノマスク廃棄 将来が心配」
題された声が載っていました。

よく洋裁をする、というこの方にとって、

あのアベノマスクも、

「布を準備し、裁断し、縫製し、

 ゴムを通し、検品し、袋に入れ、梱包」

というたくさんの手を経た結果
であり、

 

それはそれで携わった人々を
ある意味“助けた”のかもしれない、と。






私が惹き付けられたのはその後。

洋裁をする時には、
どうしても余り布が出ます。

それさえ捨てられず、
「袋物やポーチ、マットなどにして、
 親しい方へさしあげ」、

更に、
「小さくなった端切れも、
 きっと何かになると思い、とってある」



というこの方の目線は、

 

アベノマスクが

アベノマスクになる
ずーっと以前を

向いておられました。


クローバー クローバー クローバー クローバー 引用ここから クローバー クローバー クローバー クローバー

布の原料は、おそらく外国製。
綿花を栽培している方々に思いをはせ、
また、化学繊維を手にしたら、
携わっている会社のことを思い、
もったいないという気持ちが
湧いてくるのです。




不要になったマスクも、
五輪会場で余ったお弁当も、
さっさと処分。

 

税金を大切にしてほしい。

物を粗末にする行いが、
人間の命も軽く見ることに及ぶのではと思い、
日本の将来を案じています。

クローバー クローバー クローバー クローバー 引用ここまで クローバー クローバー クローバー クローバー



70歳ということは恐らく、
親から、戦中の物のなかった時代を
聞かされて育った世代だと思います。

明治生まれの私の祖母も、
着物の端切れや、

ワイシャツを切った布切れを
たくさん保存してました。

そのうちの柔らかいものは、
子どもたちの鼻をかむ
ティッシュペーパー代わりに。

ウールの生地は、仏壇磨きに。

古タオルは重ねて雑巾に。


(こういう起毛素材はお仏壇の真鍮磨きに
 ちょうどいいそうです。)

どれも最後は焚火の焚き付けにして、
“物の命”を全うさせていました。


子ども心に「おばあちゃんの押し入れ」は
何が出てくるか分からないワンダーランドで、
ひっかきまわして遊ぶのが大好きでした。
(怒られましたけど。(^-^;)
 

 

 


そんな“物の命”を大切にする

考え方・行き方は、

 

それが生まれたところ・生んだ人たちにも
行き着く。


SDGsだのなんだのと大上段に構えなくても、
私たちは自然とそういう生き方を
してたんですよね。




私を含め年を経た者の務めって、
「モッタイナイ」がなぜ「モッタイナイ」のか、

どうすれば「もったいなく」なくなるのかを、
次代に伝えていくことかもしれません。



モッタイナイを

表面上のモッタイナイに
終わらせなかった昔の人の知恵、
覚えてる限り

伝えていきたいです。


(こうしてはいけない、ってこと!)




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