さ~て、2022年!門松
明けましておめでとうございます~~~。鏡餅

今年こそコロナの影がどっか行きますようにびっくりマーク


そんな願いを込めて
元旦のブログをお届け致します。お年玉




今年も一年、
“根っこを掘り出す”堀美和子を
ブログともどもよろしくお願い申し上げます。トラ






私の一年は、講談会に行くことから始まります。

昨年は、コロナ禍且つ喪中ということもあって
行けませんでしたが、

今年は「365日千鳥亭」の初日に
馳せ参じます。ダッシュ

(どんだけ好きなんでしょうねぇ。(笑))



講談といえば、
ビジネスに使えるネタがてんこ盛り。
OK

そこで、下矢印と思って頂けるように、




『常山紀談』の中から
昔も今も大切な事をお届けします。

元ネタは、朝日新聞に連載されてる
城郭考古学者・千田嘉博先生の
「お城探訪」だというのはナイショです。(^-^;

※江戸時代中期に成立した逸話集。
 著者は備前岡山藩主・池田氏に仕えた
 徂徠学派の儒学者・湯浅常山。
 内容は戦国武将の逸話。


 




『常山紀談』の一節、
大坂夏の陣の「道明寺・誉田の戦い」。


(「大坂軍記之内」 Wikipediaより)

 


NHKの「真田丸」で、哀川翔さん演じる
後藤又兵衛(基次)が討ち死にしたあの戦いです。

 
 (後藤基次像 同上)



当日は霧の深い日だったと伝えられ、
その中を後藤軍は夜間、
松明(たいまつ)を灯して進軍していた。

それを見た徳川方の総大将・水野勝成は、
「敵が接近してきている。
 注意をおこたるな」と指示を与えました。

 
 

 


配下の武将・堀直寄は、

「勝成は物事に精通していると聞いていたが、
 たいしたことはない。
 敵が松明を灯して、進軍がばれるように
 するはずがない。敵ではない」と断じます。


しばらくして総大将から再度の連絡。
「松明がすべて消えたので敵ではなかった」と。



しかし、堀直寄は、

「やはり敵である。
 明かりを灯してきたが、
 わかっている者がいて
 松明を消させたに違いない」


と“的確な”判断をしたんですね。


この判断が徳川方の勝利に寄与した。



(後藤又兵衛基次之碑 Wikipediaより)



何が言いたいか、
鋭いあなたならもうお分かりのことと思います。



同じ情報でも

どう判断するかによって、
結果は天と地ほども

違ってくるということ。



 

 



千田先生のコラムから引用させて頂きますね。

右矢印 右矢印 右矢印 右矢印 引用ここから 右矢印 右矢印 右矢印 右矢印

勝成と直寄の違いのように、
事実をつかめば正しく判断できるとは限らない。

情報の背景や今後の展開を適確に理解して、
私たちははじめて正しい判断と行動ができる。


左矢印 左矢印 左矢印 左矢印 引用ここまで 左矢印 左矢印 左矢印 左矢印


特にリーダーと呼ばれる方や経営者さんにとって、
非常に示唆に富むお話しだと思います。

 

 

 


情報それ自体は、
プラスでもなくマイナスでもない。

 

 

 

 

それを取り巻く周囲の事象、
関わる人間の感情も考え合わせた時初めて、

その情報には“色”がつく。
その情報の“顔”が見えてくる。

 

 






そうやって判断できて初めて、
戦場でも、現代ビジネスでも、

“退路の確保”という段階まで
見通す(考える)ことができる。




 

 


人を、組織を率いる役目の方にとって、
夢忘れてはいけない教訓、
元旦にお届けいたしました。
(^^)/
 

 



(追記)
上記引用の後、コラムは
こう締めくくられていました。

「事実だけでなく情報を多角的に伝える
 新聞を読む意義は、改めて大きいと思う」



これ、ヨイショではなくホンマやと思います。グッ

 

また今年も一年、

新聞を座右の友として過ごします!




新年からのご訪問、

誠にありがとうございました。m(_ _)m
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