マジメ一辺倒で通じるのか?~ズラすことが大切な時代になった。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

JR大和路線で「大和小泉」駅に近づくにつれ見えてくる

青い外壁の会社。

 



(JR大和路線路線図。JR難波から奈良まで走ってます。
 「JRおでかけネット」より拝借)


遮るものとてない平原の中、否が応でも目立ちます。


今夏、そんな目立つ社屋の上に、
更に目立つオブジェが登場。(笑)

これです。


Googleで「斑鳩 サッシ どこでもドア」と検索すると、
こんなにたくさんの結果が!

 



会社自体は創業60年になるマジメでいい製品を作る
サッシメーカーさん。

自ら設置しながら、「驚くほどの評判」に
目を見張っているんですって。目


今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!







この「どこでもドア」風が設置されたのは、今年7月。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、
「一つぐらい明るいニュースも必要」と
同社の工場長を中心に「遊び半分」で仕事の合間に
作りあげたのだそうです。

(8/21朝日新聞夕刊より)


Twitterに投稿すると、
「天空のどこでもドア」等と注目が集まり、

エルマガや、

YAHOO!ニュースにも。
 

 


お盆の時期には周辺の道路に多くの見物人が詰めかけた
というんですから、驚きです。
(=゚ω゚)ノ

全然知らない人が“わざわざ”社屋を見に来る・・・なんて、
恐らく同社60年の歴史の中でも初めてだったでしょうね。(^^;


 

 



ものづくり企業としての確固たる自負と技術はある。

だから長年、
そのアピールは一生懸命やってこられたと思うんです。


ただ元々B to Bの企業さんということもあって、
業界には広がっても、
なかなか一般の人に知ってもらう機会はなかった。

それが

“遊び心から”(←ここメッチャ重要!!)
技術を活かしてやってみた・・・

するとそれこそが“刺さった”ビックリマーク

 



“遊び心”って例えてみればこんな感じです。

 

 






わざわざ見に行った人も、
Twitterで知った人も、
ネットニュースやその他メディアで知った人も、


この会社の名前が「斑鳩」だとは知らなくても、

「ほら~、電車から見える

 『どこでもドア』の会社」とか、

「屋根の上にドアが乗ってる会社」とかって、


記憶に残してくれます。

 



ひょっとしたらこれをきっかけに、
社名も検索してくれて、
「へぇ~、『斑鳩』って会社なんや」と
覚えてくれるかもしれない。

作ってる製品に興味を持ってくれるかもしれない。





自社が持つ技術の確かさや老舗であることを、
粛々と訴え続けることは必要ですが、

それ一辺倒では、
なかなか広がっていかないし、知ってもらえない。



いくらB to Bといっても、
「伝わらないのはないのと同じ」ですから、
知ってもらうに越したことはありません。





ただマジメ、ただ固く正統に・・・だけでは
突破できない壁が存在するんです。

そこを「えいやっ!」って

突き抜けていくには、




やっぱどうしても“遊び心”が要る。(^_-)-☆




「ふざけるな!」ではなく、
「それオモロイやん!やってみよや!」と言える気概。

全てを否定ではなく、肯定から入る入り方。






今だからこそ、というか、
これから、ますます必要になってきます。ひらめき電球



「仕事のような遊び、
 遊びのような仕事」。



マーケティングの師匠・藤村正宏先生が
ずーっと唱えておられること。

まさにそんな時代が来ました。音譜




なんたって、
自治体でさえこういうのを作る時代になったんですからね~。

(評価は別にして・・・)


「寺で橋でケマリオがファイト 宇治市があれっぽいゲーム」


アプリのダウンロードサイトには、

「平安貴族でありながらムキムキ武闘派の主人公や、
 宇治市長がボスとして出現するなど、
 ユーモアと突っ込みどころ満載のゲーム設定に
 惹きつけられてしまう」との推しが。(笑)




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