先週の土曜日、大阪市立図書館であった
「中小企業の皆さん
かかりつけのデザイナーを見つけませんか?」
セミナーに行ってきました。
きっかけは図書館入り口で見かけたポスター。
講師の方とは前職時代に知り合って以来、
全然濃いつながりではないけれど、
切れず離れず10年くらいになります。
久しぶりにお会いしたくなって、聞きに行ったんですが、
自らのビジネスのヒントも貰っちゃった感じです。(^_^)/
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
セミナーの主旨はこういういこと。
「かかりつけ医を持つように、
かかりつけデザイナー・クリエイターを持ちませんか?」
あなたにも心当たりがおありと思うんですが、
だいたい、企業がデザイナーに依頼する時って、
いざデザインが必要になってから、が大半。(^0^;A
でもそれではお互い「一見さん」。
お互い遠慮して言いたいことが言えなかったり、
「なんかフィーリング合わへん」と思っても、
いっぺん声かけてしもたんやから、と中断することもできず、
イマイチなものになってしまった・・・
なんて不幸はよく耳にします。(+_+)
でも、かかりつけ医が、自分以上に自分の身体のことを
知ってくれてるように、
かかりつけデザイナー・クリエイターを持てば、
純粋な外の目で自分以上に自社のことを見てくれる。
見た上で、アカンのちゃうかと思ったことは率直に
アカンと言うてくれるし、
エエと思ったことは素直に「エエんちゃいます?(^^)v」と
言うてくれる。
時にその対象は、デザインという領域を越えて、
経営全般に及ぶことだってあります。
その上で、いざ必要な時には適確で親身、
こちらの思いも事情も汲んだ優れたデザインを提供してくれる。
それは、友を知り、友を気遣うのと同じ。
日頃からクリエイターと企業、
クリエイター同士のつながり作りに奔走されている
講師の弁だけに、メチャクチャ腑に落ちました。
私もたくさんのクリエイターさんとつきあってきた経験から、
彼らは自分を評価し任せてくれる人に出会った時、
「この人(会社)のためやったら」と思えた時、
100%以上の力を出してくれるのを知ってます。
今までの自分の限界を越えたスゴいものを出してくれます。
逆に、いきなり「ナンボでやってくれるん?」とか、
「とにかく安うしてや」とか、
「チャチャッと早よやってや」とか言われると、
テンションだだ下がりになって、
「は?(;一_一)」と思うものしか出てきません。
そんな悲劇にあわないためにも、
企業とクリエイターが意気投合し、
お互いがお互いを高め合い、
かけた費用の何倍もの“果実”が実る
「かかりつけのデザイナー・クリエイター」という関係を、
と堂野所長は勧めておられたんですね。
私、聞いてて、
広報も同じじゃないかって思いました。
商品ができた。
サービスを作った。
さて、なんとかしてメディアに取り上げてほしい。
「どうしたらいいでしょうか?」
ご依頼のほとんどはこの段階です。
さあそこから、丸々一から、
「それは何か?」の説明頂き、
開発経緯をお聞きし、
どんな会社かを質問し、
どんな経営者さんかを理解し・・・
って大変です。(^_^;)
しかも、どちらも人間ですから、
合う合わないって絶対ある。
「かかりつけ医を持つように、
かかりつけデザイナー・クリエイターを」
があるのだったら、
「かかりつけ医を持つように、
かかりつけ広報師(広報担当)
だってあってもいい」
と思いました。
顧問という立場より、
もっとユルくもっと気軽につながっておく。
「ちょっと風邪っぽいな」と思った時、
大きな病院には行きにくいけど、
かかりつけ医なら
「ちょっと熱っぽいんですけど」と行けるように。
いつも診てくれてるお医者さんなら、適切な助言ができますし、
なんかいつもと違うなと思ったら早期発見もできます。
早い段階で適切な手当てができるのと同じです。
自社を社会に知ってもらうのに、
社会の目から見てどうかを考えるのに、
気兼ねなく問い合わせてもらえたり、
立ち話から次の打ち手を一緒に考えられたら・・・。
そんな「かりつけ広報師」ってエエんちゃう?
って思ったんですよぉぉぉ。
お見合いも、就活も、
会ったばかりの一か八か、ではコワい。
新商品や新サービスを出すって、
そういうのに負けず劣らず大変なこと。
ある意味社運をかけることでもあります。
そんな大事な時になって慌てないために、
「かりつけ広報師」を持つことをお勧めしたい。(^_^)/
もちろん、私もあなたの「かりつけ広報師」になりたいです。
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