「買い物って、
知ってる人・親しい人同士の間で、
或いは、
友人知人から紹介された関係の中で、
起こってるんだよな~。(・.・*)(._.)」
最近、まさに今日のタイトルのようなことを経験しました。
それまで全く知らず、またあまり興味もなかった
「手芸」という分野のアーティスト作品を買ったのも、
「一見さんだけではちょっと入りにくい・・・」と言われる
(↑実際は全然そんなことないですっ^^;)
老舗の関東煮屋さんに、一見さんの友人が頷いてくれたのも。。。
(Yさん、お写真お借りしました。m(^_^)m)
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
「超」が2つも3つも付く不器用さゆえか、
はたまた生来のガサツさゆえか、
「手芸」という分野には近づきさえしなかった私。
そんな私に、大学のゼミの同級生は、
阪急うめだ本店でやってた手仕事の催事を
こんなふうに強力に(!)オシてくれました。
「初日に行かないと、
良い作品は買えませんよ。
皆、今や遅しとこの機会(大阪での催事)を
待ってるんですから」。
出展してらした布作家さんは、
その友人の高校時代の同級生。
毎年フランスまで生地を買い付けに行き、
それらを一点一点丁寧な手仕事で、
カバンやブックカバー、キーケース等に
仕立てられます。
(Yさん、再び拝借しました。)
並べられた作品を拝見すると、
どれも日本の布にはないテイスト、
且つ、細やかな所まで気配りされた使いやすさ。
(同上)
一点もの+完成度の高さに、
「この値段も、なるほど当たり前。(・.・*)(._.)」と
頷かされるものばかりでした。
最初は買う気のなかった私も、
友人と布作家さんが親しげに話している様子や、
細やかに説明してくださる表情を見ているうちに、
「あ、これ、、、
病院通いが続く母に贈ってあげたら
喜ぶかも(^_^)/」
と、元気が出そうなイエローベースに
ひまわりの花があしらわれたポーチを、
「これください♪」と買ってました。
の“前情報”があったので、
着いてお会いした瞬間から、
「いいねっ!」が満開。
何も知らず、ただ催事を眺めるのとでは、
第一印象からして全然違います。
そんな友人にお礼の意味も込めて、
江戸時代から続く老舗の関東煮屋さん
「たこ梅」さんの本店へ。
重厚な木のカウンター、
年月を物語る梁、
目の前で炊きあげられるおでん、etc.
錫の酒器で燗酒をあおりながら友人は
「(ここも)究極の形やね」と。
(同上)
「究極の形」に込められた意味は、
もちろん一つ目は、
たこ梅さんの歴史と、客の間の「あ、うん」の呼吸。
混んできたら、先に来てたお客さんが
「もうここ空けるわ。おあいそお願いします」
とサッと次に席を譲る古き良き時代の大阪の飲食文化。
(たこ梅さん名物、「たこの甘露煮」!)
二つ目は、ゼミ友の私が誘ったからこそ、
友人はなんの懸念も、値段さえ関係なく
誘われてくれたということ。
店構えを見た瞬間から、
「ここなら!(・.・*)(._.)」と惚れ、
中に入ってみて
また雰囲気に浸り、
美味しく楽しい“大阪めし”を堪能してくれました。
これも、
「友の友は友」という“法則”で起こった満足消費。
ティッシュペーパー等の量産品・消耗品なんかだと、
【関係性に基づく消費(買い物)】
は起こりにくいかもしれませんが、
ある程度の価格がするもの、
或いは「ここ一番!」っていう時の消費は、
間違いなく【知っている人同士】の間で、
起こっている。
これからは以前にも増して、ますますそうなる。
だったら、全ての事業者さんにとって
大切なのは、
値下げすることではなく、
いかに一人一人(のお客さん)と
細やかで熱い&厚い関係性を
紡いでいけるか。
10年前から信奉する「エクスペリエンス・マーケティング」に
「やっと時代が追いついた!感」を深くした一日でした。
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