キャッチコピーのセミナーでいつも聞く言葉があります。
「キャッチコピーってカッコヨクないとダメなんでしょ」。
どうしてそう思いはるんやろ？(・・?
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ！
セミナーではいつも、
前半に、考え方とか法則みたいなのをお伝えし、
後半では、主にお客様の言葉や自分の気持ちから
キャッチコピーを見つけるワークをして頂きます。
そのワークの最中、いつも言われるんですよね。σ(^_^;)
「生の言葉を使うとどうしても野暮ったくなるというか、
カッコ良くないと思ってしまう」。
じゃあ、どういうのがキャッチコピーだと思われるんですか？
と聞いてみると、大抵、
有名なコピーライターが書いたキレイでカッコイイもの、
という答えが返ってきます。
曰く、
「ひとの、時を、想う。」とか、
「Inspire the Next」とか、
「Quality For You」とか、
「愛は食卓にある」とか、
「あなたと、コンビに」等々。
（まあ、、、例えばこんなウツクシイイメージ、でしょうか。^^;）
違うんです
確かにそういうのもあります。
但しそれらは、“大層なお金と時間”が前提になってます。
大層なお金と時間をかけて作られ、
同じように大層なお金と時間をかけて浸透させる、
という。。。
これでもかっ！という“物量作戦”で、
あっちでもこっちでも目につくようにされるから、
作られたコピーと商品やサービス、企業が結びついていく。
（若干難しい言葉では「想起される」といいます。
浸透度は企業名想起率で計られます。）
但し、それだけの物量で投下されても、
上記のキャッチコピー※だけで
「どこの会社か分かる」全問正答者は
極めて少ないと思います。
※企業名に冠されるキャッチコピーは
別名「タグライン」と呼ばれます
裏を返せば、
もし“大量の露出”が伴っていなければ、
「はぁ～？(；一_一)」ってこと。
そんな体力も資金力もしこたま要る、
「カッコヨクてスマートでシュッとしたキャッチコピー」は、
まず伝わらない！と思って頂いて正解です。(^_^;)
ただ整っただけのきれいな言葉、
どこかで見たような、どこにも引っかかりのない、
伝わらないものを、
わざわざあなたの会社の
キャッチコピーにしなくたっていい！
ってか、しちゃダメっす。
どうか、大手の行き方に惑わされないでほしいと思います。
あなたには、あなたにしか言えない、
あなたしか持ちえない
「あなたの言葉」があるはずです。
そしてそれらは、お客様の言葉の中に、
日頃のお客様やスタッフ方とのやり取りの中に、
顔を出していることがとーっても多い。
どうか、キャッチコピーにカッコよさを求めないでください。
「野暮ったい」、「カッコ良くない」ことの中にこそ、
キラッと光る唯一無二のものがありますから。
（PS）今日これから、能登の方まで日帰り強行軍に行ってきます。
さすがに金沢より向こうの日帰りは・・・キツイ。(^_^;)
なので、明日のブログは一日お休みをいただきます。
また明後日、お目にかかります～～。
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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