今日のタイトルは私の言葉ではありません。
引きこもりの人の社会参加を手助けする
社会福祉法人の運営者さんの言葉です。
一見ビジネスと関係がないようですが、
でも、その状況とか、置かれた人の心理とかって、
同じだな~って痛感したんです。(・.・*)(._.)
“元(もと)”から安心(得心)して初めて、
全体として良くなっていける、ってことを。。。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
「若者の引きこもり」が表面化し始めたのは、2000年頃から。
それが長びくことによって、
(昔風に言えば)「いい年の大人が」引きこもっている、
という社会問題に。
しかし、これに関する全国規模の調査は
過去に3回しか行われていないそうで、
その数字(推計54万人)すらも
現場の肌感覚からすれば「遠くおぼつかない」と。
普段、あまりこの手の統計には関心のない私が
これに興味を持ったのは、
タイトルに引用させてもらった発言者さんが
次のように述べておられたから。
「行政の支援策が、
『現実社会への適応』に偏っているのが問題」と。
どういうことかというと、行政は就労支援の一つとして、
例えば、「相手の目を見て話す訓練」を提供しています。
「同僚と会話が続かない人向け」、として。
しかし件の方は、
「『自分には生きる価値がない』と感じている人に、
根本原因を取り除かずして、
技能訓練だけを行っても、効果は薄い」と。
そもそも、根っこの部分で、
「自分なんか生きる価値はない」と思い込んじゃってるのに、
上っ面だけのテクニックではどうしようもない。
根本(ねもと)まで“降りて”いって、
「なんでかなぁ」を掬い取り、包摂しなければ、
すぐに元の木阿弥です。
身近な例でたとえたら、縮毛矯正※かもしれません。
※癖毛(くせ毛)をほぼ完全に直毛の状態に固定する
パーマのこと。結構時間とお金がかかります。^^;
今生えてる髪(表面)はまっすぐになるけど、
下から生えてくる髪(根っこ)は癖毛のまま。
DNAが変わるわけじゃないから。
癖毛のDNAを持ってる人(←私ッス。^^;)からは、
癖毛しか生えてきませんもんね。
パーマを繰り返せば、髪がダメージを受けるように、
引きこもりという現象を、
表面的になんとかしようとしても、本当の問題はそのままだし、
繰り返し強制することで、
あまり良くない結果さえ引き起こしかねない。
人の生き方も、
ビジネスの行き方も、
同じやなぁ・・・と思います。
今、モノもサービスもコモディティ化する中で、
独自化の源泉は“個(個人・個性)”しかありません。
なので、クライアント様やご相談者様には
業種業態を問わず、
「個を出しましょう」とオススメするのですが、
「過去に嫌なことがあった」とか、
「自分のことなんて誰が興味を持ってくれるのか」
等の理由で、二の足を踏まれることがとーっても多い。
そういう場合、
いくら他社の成功例を引き合いに出しても、
「こういうふうなブログで成功されてますよ」
って言っても、馬耳東風です。
左の耳から入って、瞬時に右の耳から抜けてはります。
行動できなくしている障壁
~過去の嫌な体験(トラウマ)や、
自分には価値がないという思い込み~
を取り除いてからでないと、
一歩も先へ進めないんですよね。
しかし、その“殻”を破り、納得して挑戦できた人ほど、
その後の歩みは力強く、ちょっとやそっとではへこたれません。
だから私は、
「いや、、、自分なんて・・・」という方に出会ったら、
その思い込みの根本原因とトコトン向き合います。
“根っこ”から、お日さまの方を向いて頂けるまで
掘り掘りし続けます。
人の生き方も、
企業や組織の行き方も、ツボは同じですから。
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。