昨日、Dance studio Pointさんの第15回公演を
観に行ってきました。(^_^)/
(会場はここ。梅田のシアタードラマシティ。)
(プログラムの表紙です。)
このスタジオは、ジャズ、バレエ、モダン、コンテンポラリー、
ヒップホップ、ファンクという多彩なダンスと、
身体を整えるジャイロキネシス※等を行っているところ。
※もともとは「ダンサーのためのヨガ」として生み出され、
ドイツでは医療機関でのリハビリとしても行われている
円運動のような動きです。
なので、いつも行くバレエの舞台とは、
かなり趣きが異なっていて。。。(^0^;A
ただ、ジャズの大音響が鳴り響くステージを見ながら
思ったことは、
「“基本”から“崩す”ことはできるけど、
その逆は難しいんだなぁ・・・」
ということ。
これ、こと踊りだけでなく、
働くというか働き方にも通じるって思いました。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
ジャズダンスでも、コンテンポラリーでも、
はたまたヒップホップなんてのでも、
見ていると、なんとなく
「あ、この人バレエやってる(た)人だな」って
分かります。(^_^)/
素人の私でも気付くくらいだから、
昨日もたくさん来られてたバレエの先生方から見たら、
一目瞭然なんだろうな~。
どうして分かるのか?
あくまで私が感じてることですが、
バレエをやってる(た)人って、
・軸がまっすぐというか、動いてもぶれない
・手を上に上げても、顔と手の間に空間ができる
(顔回り、首筋がすっきりして見える。)
・後ろ姿が美しい
・身体の中心から手足を使おうとするから、
それぞれ指先までスッと伸びている etc.
ひと言で言うと、どんなダンスを踊っても
「きれい」なんですね。
(イメージ画像ですがこんな感じですかね~。(^^♪)
ジャズやストリートに「スッとした」とか「きれい」っていう
形容詞は「そぐわない」かもしれませんが、
大勢で踊っていても、
明らかに受ける印象が違うんです。
バレエ仲間も同じような感想を口にします。
その訳は、
「全てのダンスの基本はバレエにある」
踊りって、自分が楽しむものだけど、
人に見せるものでもありますよね。
どれほど難しそうな振りをこなせたとしても、
片方はなんだかガチャガチャした印象、
もう片方には美を感じる。
どちらの踊りを見たいですか?
つまり、
基本(根本)から崩していくのは、いくらでもできる。
けれど、奔放な方から基本に、根本に遡っていくのは、
結構難しいことなんだって思います。
それで思い当ることがあるんですけど、
以前、Pointさんと同じようにオールジャンルのダンスを
教えているスタジオに体験レッスンに行った時のこと。
バレエのレッスンを終えて次のジャズのクラスを
待っていた生徒さん方が、
「あー、やっぱりバレエって難しい、しんどいわ~。
ジャズの方が自由に踊れていいわ~。^^;」
ってポロッと口にしはったんです。
自由=自分の思うとおりに。
もちろん、先生のお手本はあるものの、
自分なりのリズムやアレンジを追求するのは
そりゃあ、楽しい。(^^♪
ただ、そういう“自分なり”だけを積み重ねた上手さって、
上手に見えたり、他の誰かに伝授したりできるんだろうか?
って思った。
(注/あくまで私見です。どうぞ誤解なきよう・・・。^^;)
こういうのって、“働く”ことにもあるんじゃないでしょうか?
今の“一斉就活、一斉入社”という制度自体は
大いに疑問ですが、
学生から社会人になる時に、一旦、
社会人としての基本のキ(スキル)や、
大勢の人と一緒に働くということ(マインド)、
会社や組織の役割(社会性)、
なんかを、一生懸命に修得する(=基本を作る)って
すごく大事なんだ~って、最近思うようになりました。
例えば、公私を問わず大切な、連絡や報告。
なぜそれが必要か、どんなふうにすればいいか。
(電話の取り次ぎ一つにしてもそうですよね。)
例えば、セクハラ、マタハラ、パワハラといった
ハラスメント系の問題。
一線を踏み越えると、
人としてどんな刑事民事上の罪に問われるのか?
どんな時に、何をどうすればいいか、
或いはどうすべきではないか、
を、いわゆる新入社員研修とか、
社内外のセミナーや講習会、先輩や上司は教えてくれます。
学校を出てずっとアルバイトでもいいし、
自由に生きたっていい。
でもどんな形にせよ、
一旦、社会人として生きていく上での諸々(基本)を、
身に着ける機会はあった方がいい。
それは、ダンスにおいて基本が大切なのと似ています。
剣道や茶道などにおける「守破離」という概念、
あれと同じだと思うんです。
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