あるクライアントさんの通販サイトを見ていて、
どうもしっくりこないことがありました。
ん~~っとぉぉ、正直言っちゃいますとね、
「しっくりこない」というより、
その商品の“正体”が「分からなかった」んです。。。σ(^_^;)
(正体が分からない、って
『X-FILE』みたいなことじゃありませんよ。)
そこが売ってはるものって、全然特殊じゃないし、
産業用でもない。
ごくフツーに個人が使うもの。
それなのに、、、分からない。。。
“正体が分からん”って気持ち悪い。
私が気持ち悪いってことは、
サイトを訪ねて下さったお客さん(になるであろう人)にとっても
気持ち悪いってこと。
気持ち悪さの原因を探るため、
何度も何度も見直して、ようやっと気付きました。
「あなた玄人(プロ)、わたし素人」の差
だったんです。^^;
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
分からなかったもの------
例えば、単位(数字)。
例えば、商品一覧。
どの業界にも特有の単位ってありますよね。
私がもといた建設業界なら、
モジュール、N(ニュートン)、db(デシベル)、寸、畳、etc.
農業なら、一歩、一畝、一反、一町。
東日本大震災の後、これらが飛び交って
余計不安が増すばかりだった、
ベクレル、シーベルト、グレイ。
こういうのだと、“明らかに”業界用語なので、
(事業者は)使う時には注意しますよね。
お客様に理解してもらえるよう噛み砕きます。
逆に厄介なのが、日常耳にして誰もが分かってるようで
分かってない(=分かったつもりでいる)類い。
たとえば、「タウリン1,000mg」、「ビタミンCが1000mg」etc.
「それってどれくらいすごいの?」と聞かれても
「えぇ~~?w(@o@)w」となっちゃう。
その「えぇ~~?w(@o@)w」なものを複数並べられ、
「さあ選んで下さい」と言われても、なかなか選べません。
とにかく数字が大きい方がいいのか、
それとも、マスクのように、
医療用途とか一般用とかっていう区別があるのか?
「どれを選んだらええんやろ?」と悩むうち、
「もうええわっ!プイっ!」と離脱が起こってしまいます。
比較対象とはどういうことかというと、一つには、
例えば次の3つを同じ土俵で比べてしまうこと。
A=一番流通量が多い
B=効果と安全性で選ばれている
C=口コミ数が最多
サイトを見てる人にとっては、そもそも
“基準としている土俵”が違うから比較しようがない。
でも事業者さんは、AのこともBのこともCのことも
よ~~く分かってるので、
ついつい、各々のエエとこを強調したくて、
同列にしてしまった・・・って感じ。
比較対象の二つ目は、算数の証明問題じゃありませんが、
「A=B=C」と説明しなきゃならない所を、
ついつい、自分達には当たり前のことだから、
(=自分たちは分かっているから)、
真ん中のBをすっ飛ばして「A=C」ってやっちゃうこと。
これ、
≪プロであるがゆえに≫
私たち素人は、ちゃんと
「A=B=C」と言うてもらわなければ
分かりません。
何気に作られた商品一覧も、
“分からん嫌さ”を引き起こす原因になります。
「一覧やから、とにかく並べとけばええ」って感じで
作られたものは、ホンマ見にくい。(^_^;)
例えば、
“商品に欠かせない情報”(品名、価格、数量等)と
“付随的情報”(税金・送料・振込手数料等)とが
同列にズラズラーっと書かれていたら、、、、
イヤでしょう。。。(+_+)
そんな一つ一つを、
「これなんやろ?」と確認していくのは辛いし、
そのうち嫌になります。
すると、
「こんなん、かないません~~。」と
見てた人は逃げてしまいます。
こういうことって、件のクライアントさんだけでなく、
どこの企業やお店でも起こりうることです。
いえ、現実に起こってるかもしれません。
あなたが喋る一言一言が、
Webサイトの一言一句が、
一般ピープルにとっては、
「STAP細胞がどうのこうの・・・」っていうくらいの
“分からなさ”で聞こえているかもしれない。
どんなビジネスをされていても、
たとえ公務員の方であっても、
「私たちは徹底的にプロである」という自覚を
しっかりお持ち下さい。
そして、
「えぇ~っ?どんだけぇぇ~!w(@o@)w」って、
目を回すくらい平易で親切な、
素人に寄り添った伝え方をして下さるようお願いします。
その方がきっと売上も上がります。
お役所の評判だって上がりますよ。
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