自社の“根っこ”(=拠り所/独自の価値)の発掘を
ご依頼頂いた企業さんのホームページ(HP)を見ていて、
ふと、「あれ?これ大丈夫かな?」と思いました。
とても心配になりました。
んで、ちょっと調べてみると案の定・・・。(*_*)
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
何がそんなに心配になったのか?
それは、HPに出てくる名称
(自社のサービス名として使用しておられるもの)が、
どうも、他社とバッティングしていそうだぞ・・・と。
「ひょっとしてこの名称って、既に
誰かが使ってるんじゃなかろうか?」
怖かったので即調べてみました。
あって欲しくはなかったんですが、やっぱりありました。
他社が既に、同じ類(=分野)で商標権を取ってました。
しかもかなりの大企業が。。。
(よくこういうマーク見かけますよね。
Registered Trademark=登録商標の略です。)
一般的に大きな会社は、
法務部門-知的財産(知財)を扱う部署がすごく充実してます。
「知財は会社の財産」としっかり認識し、
日々、自社の権利が侵害されていないか目を光らせてます。
特許はもちろんのこと、意匠権、
実用新案権、商標権。。。
そして、もし侵害行為を見つけたら、即
「勝手に使わないで下さい」という「警告書」を送ります。
商標権に限ってお話をしますが、
小さなお店や企業さんの場合、
その名前が既に他社のもんだなんて、
「知らずに使っている」ことが多いです。
どころか、そんなこと考えもしない
っていうのが正直なところ。。。σ(^_^;)
だもんで、いきなりある日、配達証明で
「警告書」なんてのが送られてくると、
アタフタしてしまいます。(+_+)
「なんじゃーこれはーー?!」って感じで。
「悪意ではなく善意で使用されていた」※場合、
大抵は「なんらかの条件付きで継続使用可」となる
パターンが多いんですが、それにしても
ものすごく動揺しちゃいますよね。(^_^;)
※一般用語ではなく法律用語です。
「悪意」=知っていて
「善意」=知らずに
という意味です。(^_^)/
「エエ人、悪い人」というわけではありませんゾ。^^;
そんなことにならないよう、
また将来、商標権者から「待った!」がかからないよう、
「今のうちになんとかしましょう」と激しく勧めました。
今なら“つまずく可能性のある小石”でも、
放置すれば、“つまずいたら骨折する大石”に
化けるかもしれないから。
(化けたらたいへ~~んっ!)
自分たちのビジネスが伸びていき、
「エエや~~ん♪♪」な感じになった時、
いきなりストップがかかるなんて怖い。σ(^_^;)
そんな怖いモン、取り除いておくに越したことはないです。
幸い、件の会社さんは状況を十分理解され、
名前を変えることになりました。
もちろん新しい名前を考えるにあたっては、
先願商標※とバッティングしないよう、
また今度はちゃんと商標出願するということで。
※商標登録されているものと出願中のもの
読者さんの中には、
「たかが名前の権利やろ。フンッ!」と
お思いの方もおいでかもしれません。
また、
「自分は本州の端っこの方で
先祖代々の和菓子屋を営んでるだけや。
こんな小さな店の名前に、誰が目を付けるんや」
なんて考えておられる方もいるかもしれません。
でも、、、それは甘~~い!!大甘です
あんこに
はちみつかけて
生クリームを
トッピングしたくらい甘いです。
(って、どんな比喩やねん。。。^^;)
このネット時代、どこで誰が見ていないとも限りません。
また、誰がいつSNSに投稿しないとも限りません。
もしそれが権利者の目にとまったら?
ずっと使い続けてきた屋号を
変えなくちゃならなくなるかもしれない。
愛着のある商品名を使えなくなるかもしれない。
脅かすわけじゃありませんが、
商標って割と怖いもんなんですよ。σ(^_^;)
このブログを読んで頂いたのがいい機会です。
ぜひ、自分の身の周りを点検してみて下さい。
その名前が誰かの権利を侵害していないかは
簡単な調査方法なら、このURLの検索窓に、
全角文字で入れて調べて「検索」を押して頂ければ、
似た商標をはじき出してくれます。
あ、その時は左横の「▼(選択)」を
「商標を探す」にして下さいね。
もしそこで「同じ名前」が出てきたり、
それ以上のことをお知りになりたい場合は、
専門家(弁理士)に頼まれた方が良いです。
別に弁理士さんの肩を持つわけじゃありませんが、
プロってこういう時のためにいるんですから。(^_-)-☆
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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