昨日、日野原重明先生の言葉として、
「無理と思ったら、キッパリと」というのをご紹介しました。
周りを見渡してみると、
すごいな~と感心する人は、やはり
“信念を持って”
“キッパリと決断”し、
“サラッと行動”
されてるんだ~!(^^)!と気づきました。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
今週火曜日、久々にFacebook投稿された
小金屋食品の吉田社長。
「久々だった」原因は、
1/20に関西TVで放送された『よーいドン!』。
放映後すぐこんな状態になり、
メディア露出には慣れているはずの社長もスタッフさん達も
ビックリ!
小金屋ファンから書き込み↓が相次いだ後、
しばらくFacebook上でお見かけしませんでした。
そのしばらくぶりの投稿が一番上の画像なんです。
ご存知の方はご存知ですが、
小金屋食品さんは女性ばかり10名足らずで、
企画から製造、出荷・販売まで全て行っておられる会社。
どれほど在庫を確保したとしても、
メディア出演の度に“想定外”に伸び行く売れ行きに
対応しきれません。
.
かといって、
通常の出荷を削るわけにはいきません。(・・;)
だから、
同社の販促に欠かせないSNSを一時お休みしても、
本業に専念する。
「お客様をお待たせしたらアカン」
ただその思いだけでやってこられた1か月だったと思います。
実は過去にもこういう事態は発生してました。
製造・対応能力を遥かに超える大反響。
決して新商品ではない、どころか、
今では関西でも当たり前に見られる納豆なのに、
小金屋食品さんの思いと品質、
それにTVプロデューサーの腕が重なり、
同社に嬉しい悲鳴を上げさせてきた。
昔からのファンはそれをよく知っているから、
メディア登場後しばらくは、
お店にも行かない、電話もしない、
通販も申し込まない、etc.と
できるだけ負担をかけない気遣いをしてきました。
それは、吉田さんはじめスタッフの皆さんの、
「しっかりと美味しい納豆を届けたい」という
想いと誇りに共感しているから。
「本業First、SNS Second」の姿勢を支持し、
ファンであり続け、ファンがファンを呼ぶ。(^^♪
一方、
「本業をトトノエタイからこそ、ちょっとの時間を割いて、
敢えて、一見本業とは違うこと」に注力する姿勢も
大きな共感を呼び、その活動に賛同者が続々と増えている
事業者さんもいらっしゃいます。
度々ここでもご紹介してきた吹田市の和菓子屋・
津村屋さんです。
ご存知の方も多いと思いますが、
店主の角村さんは、自店のお菓子にも使っている
「銀寄栗」※を自家栽培されてます。
※江戸時代、凶作で飢饉に陥った時、
能勢(大阪府北部)に自生していた栗が高値で売れ、
銀貨を稼ぐことができたことから
「銀寄せ」の名がついたそうです。
能勢の古老の栗農家さんから
かつての栗畑を「あんたが継いでくれんか」と頼まれ、
な~んにも知らない一から始められて
もう5年は過ぎたでしょうか。
今では「津村屋さんの栗畑」で採れた
正真正銘の「津村屋の栗」が、
「栗の影に赤飯が隠れている」と絶賛される栗赤飯や、
栗と砂糖のみで作られた栗きんとんに使われています。
そんな角村さんが今度は、
こんな活動に乗り出されました。
「生物多様性」、Biodiversity。
(生物多様性に富むアマゾン熱帯雨林 Wikipediaより)
行政や大きな企業ならいざ知らず、
まだほとんどの企業人になじみのないこの言葉。
それを、町の小さな和菓子屋さんが“本気で”
「こんな大事なもんはない!」と、取り組もうとされる。
恐らくなんですが、栗畑を世話するうち、
こういうことを“自分事”として考えなければ、
この先、商売が立ち行かなくなるだけでなく、
私たちが「日本の原風景」と郷愁を募らせる場所が
消えてしまう!(・・;)と危機感を抱かれたのだと思います。
Wikipediaより)
だからこそ、チョー忙しい中からなんとか時間をひねり出し、
こういう活動に参加されようとする。
そして、その状況を一人でも多くの人に知ってほしいと、
SNSで積極的に発信をする。
いいんじゃないでしょーかっ
本業への専心。
本業をトトノエルことへの気遣い。
その両方とも尊いし、スゴイっ!と思います。
心を定め、
キッパリと決断し、
「『否や』を言う人には言わせておけばいい」
くらいの感覚でサラッと行動する。
そこでもしうまくいかないことがあれば、
またキッパリ気持ちを切り替え、
次に挑む。
お二人とも大阪人ですが、
この江戸っ子のような気風の良さに惚れます。
人を魅了する人っていうのは、
誰かの評価や思惑Firstで動いたりしない。
自分の判断に責任を負う度量、
引き受ける覚悟、
企業の大きさでも歴史でもなく、
そんなものを持った人、会社こそ、
多くのファンを獲得していくのだ、
と今さらながらに深く頷きました。
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