さてさて、、、カメラの場所取りで一悶着起こりそうな
小学校の運動会。




あなたはそこのPTAで、割と責任者的な立場。

この問題について
忌憚のない話し合いをしたいと思ってる。

でも「お知らせ」が“事務連絡”になってしまっては、
なかなか集まってももらえない。。。汗

さあ、そこで、昨日ご紹介した
『三島由紀夫レター教室』を使って、

“あなた色”の人を動かす文章を作ってみましょ~♪
ってお題でしたよね。(^_-)-☆


今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!






三島由紀夫は文中で、

・相手は全くこちらに関心がない
 と思って書き始めろ

・他人に関心を持つのはよほど例外的


って言ってます。




私のお家芸(?)“アマノジャク的思考”でいくと、

〇自分になんか関心を持ってもらえんでもエエ

〇その分、誰もが
 「思わず関心を持っちゃう何か」を探そ

〇んで、そっからこっちに目を向けてもらえばええやん


となります。


急がば回れっ!って感じでしょうか。ルン



あくまで私見ですが、一つの手として、
「エピソードを使たらどないやろ?」って考えました。



新聞か雑誌のインタビューで読んだんですが、
誰でも知ってる著名な役者さんが、
自分の経験を話しておられました。


子どもが小学校に入学すると、その人も他の親御さん同様、
“運動会カメラオタク”になったそうです。(^0^;A


ある年の運動会、お子さんが短距離走でテープを切った。



初めての一位です。わー

その人は夢中で、スタートからゴールの瞬間、
係に連れられて「1位」の旗まで歩いていく我が子を
撮り続けました。


こちらに気づき、誇らしげに手を振りかけたお子さんの表情が
すっと曇った、というんです。


列を抜け出して自分のところに駆けてきた子は、
悲しげに、でも必死にこう言ったそうです。



「ちゃんと僕を見て」と。





その人はハッと気づいた、と。

「自分は何をしてたんだろう・・・」って。




この子の、この勇姿を見られるのは、今、この時だけ。

“今この時”しか、
しっかりと“自分の目で”見られない。

子どもとしっかり目を合わせ、
一緒に手を叩いて喜べない。

「よくやったな~!」と全身でエールを送ることも、
今この瞬間しかできない。





ファインダー越しの自分は
二度とないそんな機会を
捨ててしまってたのかもしれない。


愕然とした、とおっしゃってました。




「記録より、記憶に残す方が何倍も大事」




そんなふうにインタビューを締めくくっておられました。




このエピソード、使わん手はないですよね~。おー




「お知らせ」がたとえ2枚になってもいい。

冒頭に、このエピソードを手短に披露し、
自分の私見を書く。

例えば、

「確かに我が子の姿を写真に、映像に残すのは、
 楽しいものですよね。

 ここに来られない大切な誰かのために、
 記録するのも大切です。

 けれど子どもって、全身で親が応援してくれるのを
 感じたいんじゃないでしょうか。

 親が共にいてくれ、励ましてくれたという実感は、
 生きていく上での“底力”にもなると思うのです。

 親子が本当にハッピーな、
 いつまで経っても『あの時の運動会は・・・』って
 一緒に思い出せる運動会を、

 私たちPTAでサポートしていきませんか?

 今年だけでなく、次の年も、またその次も、
 この小学校に来る児童と保護者と先生が

 『今年の運動会も良かったね~♪』と
 笑い合える場を目指して、

 まずは忌憚のない意見交換から始めたいと思います。

 ぜひ〇月○日〇時、××にご参集下さい。
 どうぞよろしくお願いします」



なんて書けば、きっと

「おや?いつものPTAの『お知らせ』じゃないゾ?
 フムフム・・・確かにそうかもしれないなぁ・・・
 一度、ちゃんと皆で考えてみる必要ありそうだ」

って、たくさんの方が参加してくれるのではないでしょうか?





「毎年いがみ合って場所取りして、
 お互い気まずい思いをして、

 外の人にも、『あの小学校は・・・』って言われてる。
 ずーっとそんなのって嫌だ」

と思ってもらえれば、
キチンと有意義な話し合いができると思うんです。




PTAの文書だから、
お役所のお知らせみたいでなきゃいけない・・・

なんてことはまったくありません。




“あなたの色(=個性/私見)”を出すだけで、
他の人とは全く違うものになる。


不思議なんですが、そんな文章こそ、
たくさんの人に“自分ごと”として
頷きながら読んでもらえます。
うなずく☆


まさに三島由紀夫が言うとおり~。usa





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