「せっかく新商品を出したのに、売れない」
「思うように売上が伸びず困っている」
というご相談を下さる方に共通する
“あること”に気づいたんです。
その共通点とは、「ザックリの罠」。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
「ザックリの罠」、それは
自社・自店、或いは自分の商品やサービスについて、
非常に概念的というか抽象的というか、
「ザックリ」なアピールをされていること。
例えば会計事務所さんなら「親切な税務相談」、
土産物店なら、「地元の特産品がたくさん」、
タイヤ屋さんなら、「便利にタイヤ交換」、
ビジネスホテルなら、「駅前で便利」とか。
確かに間違ってはいません。
でもそういうのって、見れば分かります。(^_^;)
その業種なら当たり前。
まるで「会社概要」のようです。
会社概要でお客様を感動させるのは、、、
かな~り難しいと思います。
感動どころか、お客様の反応そのものがなければ、
自分でも「これが自分(自社、うちの商品)や!」って
胸を張れない。自信もなくなっていきます。
そんなふうに、自信が持てないものや、
可もなく不可もなく・・・なものばかりでは、
選んでもらえません。
選んでもらえないってことは、
売れないってことです。
売れないと、こういうサイクルに陥りがちです。
売れなくなる→もっと値段を下げる→利益が薄くなる
→もっと売らなければやっていけなくなる
→更に値下げするetc.
こんな悲しい“負のサイクル” を断ち切るには、
“ザックリ思考”を止めるのが、なにより大切
それに気付いて頂くために、よく
「ザックリ」と「しっかり」という対比で
お話しします。
ちょっとカタイ話題ですが、
「電気料金が自由化されても、
なぜ節電した方がいいのか」を考えて下さい。
「ザックリ」で説明すると、
「その方がエコだから」とか、
「電気代がもっと安くなるから」
って感じですよね。
片や、ある小学3年生がこんなふうに言いました。
「僕は、使うた方が安なんねやったら、
節約せんでええやんかと考えた。
でもお母ちゃんに言われた。
たとえばスーパーで、リンゴ一個100円、
3個なら250円で売ってるとする。
3個買えば一個当たりが安くなるけど、
リンゴは一個しかいらん。
3個も買うてどないすんの、と。
それを聞いて僕は、
ホンマや、いらんもんは買わんでええと納得できた。
やっぱり、使わんでええ時は、使わんとこうと思った」と。
どちらがスッと、どちらが強く、腑に落ちたでしょうか?
「ザックリとしっかり」の違いって、
こういうことなんです。
今、売れなくて困っている商品があったら、
今、自分の強みが分からなくて悩んでおられたら、
自分は自分を「ザックリ」見てないだろうか?って
考えてみて下さい。
そこって意外な落とし穴ですから。
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