“分かりやすい説明”は、子どもに学べ♪ | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日のブログはいきなり軟弱者(?)な質問になってしまい、
ごめんなさい。σ(^_^;)

コメントを寄せて下さった皆さま、
「こいつ、アホやなぁ~」と苦笑して下さったあなた、
ホンマに感謝です。m(^_^)m


それにしても、「キャッチコピー」って言葉一つでも
人によって思ったり考えたりすることは違いますよね。

そんな“コトバ感覚”の違いなんかを聞いてみたかった・・・
のも動機の一つなんです。


・・・そう、同じことを言ってるつもりでも、えてして、
人によって指してるものが違ったりする。

“対象物”が違えば、当然
結果もプロセスも違ってきます。


そこから無用な誤解や行き違いも起こってくる。



“伝える”を仕事にしている以上、
常に気にしている点で


自分を戒めるために、時々こんなところに
立ち返る訓練をしてます。



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!









それは何かというと、
“子ども向けに書かれたもの”
(から学ぶこと)。




子ども向けだからといって、
いえ、子ども向けだからこそ、侮れない。


学べることは山ほどあります。


だって、大人より圧倒的に
「知っていることが少ない世代」に
分かってもらえるよう工夫されたものだから。





あの池上彰さんだって、
「週刊こどもニュース」の担当になった当初、

「(海の)水道と海峡ってどう違うんですか?」という
質問をぶつけられて戸惑ったといいます。

(関門海峡)

(一応こういうことらしいです。
 海上保安庁海洋情報部のリンクを貼っときます。
 「瀬戸内海の海峡について」



そんな、大人ならスルーされてしまう・・・
けれど、「実はよく分かってない」、
では“許されない”子ども向けの世界。




1か月に一度、脳みそを刺激してくれてるのが、
購読紙に載っている
「もっと教えて!ドラえもん」というページ。


例えばこの回↑は、
「アフリカ大陸 どんなところ?」

-日本から1万キロ以上も離れたアフリカ大陸。
 私たち人類の「ふるさと」とも言われる大地には、
 たくさんのたちが暮らしているよ。
 アフリカはいったいどんなところなんだろう?


これに対して、
「54ヵ国ある 世界遺産や資源も多い」
という中見出しをつけて、

-アフリカはインド洋や大西洋、地中海などの海に
 囲(かこ)まれた大陸だ。

 大きさは約3千万平方キロで、
 なんと日本が80個も入ってしまう!

 人口は日本の10倍近くの約10億人。
 世界の陸地の面積の約20%の大陸に
 世界の人口の約15%が住んでいるよ。

 国の数は全部で54ヵ国。
 その多くはイギリスやフランスなどの国が支配する
 植民地だったけど、1960年代に独立を果たしたんだ。

 なかでもソマリアやコートジボアールなど17ヵ国が
 独立した60年は「アフリカの年」と呼ばれている。

 一番最近では、2011年に南スーダンがスーダンから
 分かれて新しい国になったよ。

と書き出されています。


一つの大陸を説明するのはとても難しいことだけれど、
これだけでもなんとな~く分かってきませんか?(^_^)/





また別の回では、
「世界遺産ってなんだろう」というテーマに

「守り、残したい、とても大事な宝物」という中見出しで、
こう書き始められていました。

-世界遺産は21ヵ国の代表でつくる
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の
 世界遺産委員会が決めているんだ。

 目的は世界中のみんなにとっての宝物を守り、
 子や孫たちに残していくことだよ。

 1972年に始まって、いま登録されているのは
 世界で1007件。各国が推薦して毎年1回、選ばれている。

 (中略)

 世界遺産は大きく三つの種類に分かれている。
 歴史的な建物や遺跡などの「文化遺産」(779件)、
 美しい自然風景や珍しい生き物・植物がある自然遺産(197件)、
 その両方をあわせ持つ「複合遺産」(31件)だ。

(世界遺産、インドのタージ・マハル)

 (後略)
 




「もっと教えて!ドラえもん」の想定読者は、
小学校中~高学年でしょう。
(だから、原文の漢字には全てルビがふられています。)

日本語ネイティブとしてある程度の完成をみる人たちに
誤解なく読んでもらうには、

だいたいこれくらいまで“コトバを開け”ばいい。


そういう“言語感”と、

物事を“説明する順序”という点で、

気づかされることが多い特集です。


※難解な語や漢字を平易な言葉に置き換えたり、
 ひらがなに直したりするすることです。




もし、
「あんたの説明はどうも分かりにくいなぁ」とか、
「何が言いたいん?もっと分かるように言うてぇな」と
言われることの多い方がいらっしゃったら、

一度子ども向けに書かれた本や雑誌を
丹念に読んでみられることをオススメします。(^_^)/


きっと、「あ!そうかっ!」と
お気づきになる事、多いと思いますよ~~。



(PS)あるエッセイストさんが、「コトバを開く」ことについて
   次のように述べておられました。
   素敵だな♪と思ったのでシェアしておきます。(^^♪

  「言葉をひらくとは、想像の窓をひらくということです。
   固まってしまっている言葉の塊をほぐし、
   思い描くイメージを展開することです」。






ご訪問ありがとうございます。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。