で、できませんし。。。σ(^_^;)
いろんな企業さんをお訪ねしたり、
商工会議所の方と話をしたりする中で、
つくづく感じることがあるんです。
売上アップとか、会社の体質を変えるとかって、
すぐにどーにかなるもんなのか？ってこと。
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ！
機械や工場への設備投資、
就業規則など人事制度の改革、
看板やサイン、HPなどの販促、
更には、私のような外部のアドバイザーの招請、etc．
目に見える・見えないにかかわらず、
会社やお店を元気にするために欠かせないものです。
けれど、それらを行ったからと言って、
明日の売上が劇的に変わるわけではない。
特に、販促や広報のご支援に入らせて頂くと、
「これですぐ売上が上がるだろう」って
お声を聞くことが多いんです。
社長さん、商工会議所の指導員さん問わず。。。
でも私はいつも最初にはっきりと言わせて頂くんです。
「それは“幻想”です」と。
もしそんなにハッキリ変わるとしたら、
それまでよっぽど何も
（販促らしきものを）やってこられなかったか、
“劇薬”を飲むか・・・のどちらかでしょう。
これまで全く販促というものを
してこられなかった場合は、
看板一つ、POP一つで
ハッキリと売り上げは変わります。
それはある意味、“特効薬”です。
また、値段を下げれば一時的に売上は上がります。
それはある意味、“劇薬”。
この“劇薬”に関して、
USJ立て直しの影の仕掛人と言われている人が
すごく痛い所を突いてます。
長続きしない。
やるべきことは、値上げしても、
来たいと思われるような場所にすることだ」。
実際そのとおりに、USJは過去に何度も
年間パスを値下げし、その度に来園者を増やしました。
けれどその後全て下降に転じ、
ひたすら負のサイクルに落ち込んでいった。
しかし今、6年連続8回の値上げをしても、
逆に客足は伸びている。
その裏では、
「大型の投資案件が打てない時期は、
『塩をなめる』」（前述の立役者）
「『USJに行ってみたい』、
『また来たい』と言ってもらうために、
我々はどうあるべきか？だから何をすべきか？」
をとことん突き詰める“根治療法”を行った。
それは、外国人社長のこんな痛烈な一言から
始まったと聞いています。
“白くて、フワフワしたもの”がない」。
“劇薬”に頼るのでもなく、
お手軽な“特効薬”を打ち続けるのでもなく、
苦くて飲みにくい“漢方薬を飲む”ことから、
長く苦しい起死回生への道程は始まりました。
私はそれと同じようなことを
どのクライアントさんにも最初にお話します。
「私は“特効薬”を差し上げることはできません。
御社が、自分の力で、自分の道を定めて歩き、
自力で良くなっていかれるための“漢方薬”を
差し上げにきました。
いえ、ひょっとしたらその“漢方薬”を
一緒に見つけるために来たのかもしれません」と。
もし先方が、『それでもどうしても』とお望みなら
“特効薬”、例えばチラシやPOPの書き“方だけ”を
お伝えすることもあります。
キャッチコピーの作り“方”とか、
ニューズレターの書き“方”だけをお伝えして帰ることもあります。
時に、SNSやHPの活用“法”だって少しくらい喋ります。
けれど、そういう“方法だけ”を取り入れられたとしても、
効果が切れれば、また次、また次と、
“アンプル”を打ち続けなければなりません。
USJがそうであったように、
自分・自社とは何かに立ち返り、
それと現状との間の不都合に
焦点を合わせる。
そこから、今必要な≪打ち手≫を考え、
一つ一つ真剣にやってみる。
お手軽に短期間で出るけれど、
長続きしない成果か、
少し時間はかかるけれど、
自分の足で進み続けられる成果か。
果たしてあなたとあなたの会社にとって良いのは、
どちらでしょうか？
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