日曜日の夜、いつもは大河ドラマに合っているはずの
チャンネルが、なぜかテレビ大阪になってました。

『花燃ゆ』に変えようとして、ふと手が止まりました。

画面に映っていたタイトルは、「緊急車両24時」


よくあるドキュメンタリー・・・と思いつつ、
なぜかそのまま見入ってしまいました。。。



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!









番組中盤に出てきた長野県立こども病院。



カメラは、夜ふりしきる雪の中を、
泣かない赤ちゃんの元に急行する女性医師を
追っていました。



予定日より2か月も早い出産。

帝王切開で自らも大出血しながら、
「お願いします」と涙声で我が子を託す
お母さんの声だけが聞こえてきます。


新生児専用ドクターカーの中での救急措置、
着いてからの検査etc.

生まれたばかりの命を救うために
必死な医師の姿が、そこにありました。



彼女は言いました。

「緊急搬送は、断りません。
 ここが【最後の砦】だから。

 関わった赤ちゃんは全て、
 私の子供だと思っています」






このこども病院のルポの前は、
相模原市のスーパーレスキュー(特別高度救助隊)。




誰でもちゅうちょしてしまいそうな火災現場に
果敢に飛びこんでいく隊員たち。

そのために積む日頃の訓練、
いつ緊急出動がかかってもよいように、
外食ではなく自炊で、しかも15分で済ませる夕食、etc.



一つの小隊を率いる隊長が言いました。

「我々が退けば、後(あと)はない。
 (そうなったら)誰も助けられない
 (から絶対に退きません)」






この手のドキュメンタリーにありがちな
「感動もの」だと言ってしまえば、それまでです。


でも、私は“何かを感じて”見入ってしまった。





番組に出てくるプロフェッショナル達が救うのは、
瀬戸際にある命、
そして高速道路やガスといった都市の生命線。




目に見え、触れる、≪実体としての命≫のために
奮闘する彼らを見た時、


口はばったいけれど、私は、
≪実体としての命≫の源泉である≪心の命≫を
これまで以上に救いたい、と思った。





ありがたいことにこれまで、たくさんの人や企業が
≪心柱≫=≪心の命の源≫
見つけられる瞬間に立ち会わせてもらいました。


その時の、まるで生まれ直したようなお顔が、
どなたもとても印象的。


内側から光輝くような表情を見る度、
「お手伝いできて、本当に良かった」と、
こちらまで幸せになるのです。o(^-^)o


(醍醐寺の五重塔。1300年もの間、
 一度も倒壊せず立っているのは、
 中心を貫く≪心柱≫のおかげ)





マーケティングの師匠は、
誰にも「天命の仕事」があると言います。



レスキュー隊が人の命を救助するように、
産婦人科医が赤ちゃんの命を救うように、




迷いの中にいる人や企業、
自分とは何かを見失い途方に暮れている心に近づき、
一緒に、明るい道へ辿りつくお手伝い。




記者として培った“人の話を聴く”技を通して、
人と企業の≪心の命≫を救うのが、
経世済民に通じる
私なりの仕事、と思いました。





セラピストでも、精神科医でもなく、

まさにビジネスの現場で、
自ら泣き笑いながら一つ一つ培ってきた何かは、

やはりビジネスの現場でこそ役に立つのかもしれません。




大河ドラマにチャンネルを変えられなかった訳は、
自分の仕事をもう一度深く自覚するチャンスだったから。

そう思えるんです。








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