昨日、『みのもんたの朝ズバッ!』を見てて、
「そうか!それ、ありやな!」と思った広報ジャーナリストの堀美和子です。
何が「それ、あり?」なんでしょうか?
早速書いていきますね。
今日もお読み頂きありがとうございます。感謝ですっ!
みのもんたさんが手に取って、
「な~るほど、これいいわ」と言ってたアイロンがあります。
ここでっ!「な~んだ、アイロンかよ~」と思った男性の皆さん、
す・で・に「アウト!」ですからねっ、「アウトォ!」。^^;
アイロンがけは女の仕事、な~んて思ってたら、古い古い!
実際のところ、「Yシャツやズボンは自分でアイロンをかける」
という男性が多いのだそうですよ。
「と、いうことは・・・、これまでアイロンの商品開発といえば、
無意識に女性向けと考えてきたが、
果たしてそれでいいんだろうか?」
と考えた会社があります。
それが上記フリップ画像に出ていた
東京都台東区にある(株)石崎電機製作所。
そこで、敢えて「男前アイロン」という名前で
男性が使うのにちゅうちょしない骨太なデザインとカラー、
高度なスペックで挑戦しました。
その特徴も、「男前アイロンの3つの男前!」と
ネーミングにひっかけてとても分かりやすい
http://otokomae-iron.jp/
同社取締役の石崎博章さんは、
↑こんなふうに述べておられます。
また、会社の知名度はそんなに高くない点を考え、
家電店の店頭で、「男前アイロン」という名前に惹かれて
寄ってきたお客さんには、
「80有余年の歴史を持つ業務用の
電熱メーカーが開発したアイロンです」
と説明し、安心して買ってもらうことも忘れないそうです。
次なる新商品は、ホットサンドメーカーだそうな。
どこのご家庭にも、あるにはあるけれど、
使われずにキッチンの隅で不遇をかこつことの多い家電製品。
なぜそんな、一見不利なもので新商品開発しようと思ったのか?
前出の石崎さんは、
「『不器用な男のホットサンドですから』という
タグライン(=キャッチフレーズ)をつけて、
『モテナシベーカー』というネーミングで売り出します。
男性がおもてなしができる調理器具にしたらどうかと
考えました」と説明されてました。
男性がおもてなし
=日常頻繁に使うものではない
=登場回数が少なくても、おもてなし料理を作る以上、安物は買えない
という等式が成り立ち、価格競争とは一線を画すという狙い。
それに、万一奥さんに「あなた、このホットサンドメーカー、
使わないのに邪魔よっ!」と言われても、
「いやいや、これは俺がおもてなしをする時の特別な器具だから」と、
キッチンの一角を占拠することに対する文句をかわす狙いも。(;^_^A
いや、うまいね。
男前アイロンも、「どうせ箱から出すものだから」と、
手抜きしがちな化粧箱にもデザイン心を忘れない。
そこらへん、あのiPhoneの白いケースと
同じようなこだわりを感じます。
「アイロンとは××だ」、
「ホットサンドメーカーとは〇〇なものだ」、
と決めつけない所から出てくる発想と広がり。
技術的に新しくはなくても、
自分の立ち位置と着眼点を変えるだけで、
まだまだ「それ欲しい!」と言ってもらえるものは作れる
ってことですよね。(^_-)-☆
当たり前って本当に当たり前?
常にその問いを忘れないでおきたいもんですね~
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