千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。

先日の商標相談。

打ち合わせの中で伺ったネーミングと事業内容から、

ネーミングに対する思入れの深さを感じました。

　今回は「無事に、登録できそうです」との報告ができるとよいな～

と思いながら商標調査を開始しました。

その結果、

　わ・・・このままだと、他社の商標権侵害になってしまいそうだ・・・

　本当に、侵害になるだろうか？

　検討漏れはないよな？

所員とも議論しましたが、形勢は変わらず。

そこで、ネーミングに対するお客様の思いに基づき、

ネーミングの微調整案を検討したうえで、

　今回は、ちょっと厳しそうです・・・

　ですが、こういう方向性であれば、侵害も免れそうですし、商標登録もできそうです。

と、ネーミング変更について提案しました。

結果、こちらの提案が無事採用されました。

商標調査は、

　使用可能性と登録可能性を調べます。

オールOKである場合もあれば、

一部NGだったり、オールNGである場合もあります。

仮に、NGが含まれる場合であっても、そこでおしまいとせずに

　このテイストの設計変更であれば、使用可能性と登録可能性がUPします。

と提案できた方が、お客様にとっても、ネーミング変更の手間が省けるため、

結果として、プラスになると思います。

ただし、この手の提案をする際、

商標相談のときに、予めネーミングの背景をつかみ、

いじってもよさそうな部分、そうでない部分はある程度把握しておくことが大切だと思います。

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市川工業高校での授業「高校生の起業模擬体験プログラム」が本になりました。

デザイン思考の取り組みによって、私個人が得たものは、

　起業・経営における落とし穴

　社員指導における落とし穴

　夫婦生活における落とし穴

です（笑）

本を読まれた方の生活がより良いものとなれば幸いです。

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【商標調査】「他社の商標権侵害になるため、今回の商標は使えません」で終わらせない