千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。
現在、社員に取り組んでもらっているお仕事の1つが、報告書作成です。
その狙いは以下の通りです。
1 法律の知識を使った分析
2 伝えたい要素の抽出
3 文書構成
4 言葉遣い
ただし、1については、法律上の解釈によって変わることが多いので
そこが私と違う見解が出ても目をつぶります。
そちらよりも、1~4全体の整合性を見ています。
先日、報告書作成のお仕事が3件ありましたので、
その作成についてお願いしました。
まず、1件目。
文章がめっちゃ多い。
「一生懸命書きました感」は伝わってきます。
で、よくよく読んでみると、
「1 法律の知識を使った分析」は間違っていない(ちょっと安心)。
ですが、「2 伝えたい要素の抽出」が甘そうだな~という感想。
そこで、
結局のところ、お客様に伝えたいことは何ですか?
と質問し、少し考えてもらうことにしました。
納期の関係もあって1件目はそこは私が修正し、
1件目の学びを2件目の作成に活かすよう指示しました。
しかし、2件目を見たところだいぶスッキリしました。
今回はうまくいったようだけど、何が変わった?
ときいたところ・・・
最初は、「2 伝えたい要素」の意識が弱かったので
無駄なことを書きすぎていました。
とのこと。
私としては「無駄なことを書きすぎていました。」という表現がとてもいいなと思い、
以下のことを伝えました。
よく、「無駄」という表現が出てきたところがでてきましたね~
とてもよいことです。
みんな自分がかわいい。
ゆえに、自分が一生懸命書いた文章もまたかわいい。
そこを無駄と思えたことは、「自分の一生懸命さ」を蹴飛ばした証。
つまり、客観視できるようになった証。
そして、客観視した結果を言葉として発せられたところ。
この「客観視した思考の結果を言葉で表現できたこと」がとても大切なことです。
弁理士の武器は言葉です。
言葉で表現しなければ、戦いに参加できません。
しかし、単なる言葉を表現しただけは、なまくら刀。勝つことができません。
ただ、現時点では、勝ち負けについてはどうでもよいので、
「客観視して考えたことの証」を言葉として表現してください。
と伝えました。
いやいや。
私はとてもうれしい。
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市川工業高校での授業「高校生の起業模擬体験プログラム」が本になりました。
デザイン思考の取り組みによって、私個人が得たものは、
起業・経営における落とし穴
社員指導における落とし穴
夫婦生活における落とし穴
です(笑)
本を読まれた方の生活がより良いものとなれば幸いです。
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