千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。
先日の話。
新規のお客様。
特許を取得したいとのご相談。
内容をうかがうと、特許はとれそうな内容。
なので、特許取得の費用とスケジュールの説明をしました。
その後、
これから、○○というターゲットに対して売り込みをかけていきたい
と、直近の展開について話題が移ったのですが、
若干の違和感。
なんとなく、どんぶり勘定的な感じでしたので
特許取得の投資は何年くらいで回収できそうますか？
ときいたところ・・・
えと・・・
といった感じなので、次のようにコメントしました。
まず、簡単でもよいので、事業計画を数字として積み上げたほうが良いです。
新規事業であれば、
アタックできそう市場の規模・売り方・価格設定等のバランスをとるために、
紙の上で何度も検討する場面がでてくるからです。
そのために、事業計画を数字として表現したほうが、調整しやすいですよ。
今回の場合、アタックできそう市場の規模としては、
少なくとも、○○や○○の統計情報は見たほうがよさそうですし、
その結果、ターゲットA、ターゲットB，ターゲットCのどこから攻めたほうが良いか？
の意思決定の参考になります。
次に、ターゲットAに対するの売り方であれば売り方Xがよさそうですし
ターゲットBに対するの売り方であれば売り方Yがよさそうです。
しかし、売り方Xは、回転数が悪いので価格設定は高めにする等の検討が必要です。
売り方Yは、回転数が良いので価格設定はそこまで高めにする必要がなさそうだ。
こんな感じで、新規事業を行う際には、
利益が出るような形の商材、売り方、価格の組み合わせを見つける必要があります。
一度、値段を出して世の中に出してしまうと、なかなかコントロールできなくなりますからね
その前によく考える必要があります。
そして、ここを無視してしまうと、
利益も薄利になってしまいますし、特許費用も回収できなくなります。
なので、特許のことを忘れて、事業計画を固めていった方が良いと思いますよ。
ということで、第１回目の打ち合わせは終了。
一旦お客様の方で持ち帰りとなりました。
特許が取れそうな新規事業のネタって、
見つかりそうでなかなか見つからないので、大切にしてほしいですし、
だからこそ、事業計画の検討から進めてほしいです。
*****************************************************************
市川工業高校での授業「高校生の起業模擬体験プログラム」が本になりました。
高校生とやってみた デザイン思考のプロセス術
Amazon（アマゾン）
デザイン思考の取り組みによって、私個人が得たものは、
起業・経営における落とし穴
社員指導における落とし穴
夫婦生活における落とし穴
です（笑）
本を読まれた方の生活がより良いものとなれば幸いです。
*****************************************************************
このブログを応援してくださる方、下の３つのバナーを、ポチポチっと投票してくださいませ！
にほんブログ村（ＩＮ）
弁理士 亀山夏樹 ブランド・マネージャー認定協会 １級資格
鎌ケ谷オフィス（２０１８／７／１３から）
千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷１－７－２２ シェリール４０１号室
新鎌ケ谷駅から徒歩５分
