千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。
私が、商売人（経営者ではなく）として社員をほめたくなるポイントとして
- 私がしていた仕事（の一部）をできるようになった（私の負荷軽減）
- 従来１０時間かかっていた仕事を３時間でこなした（効率化）
- 月次売り上げを１００から１３０に伸ばした（売り上げ増）
- 売り上げ増のパターンを見つけた
等々、売り上げ、販管費（含む 私の時間）等、
どちらかというと利益に結び付きやすい事柄（乱暴に言えば結果論）が多いです。
会社の業績と自分の報酬のリンク付けがしやすい職種（いわゆるプロフィットセンター）であれば、
事務職のようなコストセンターの場合、なかなかそうはいきません。
よって、経営者としてほめるポイントとしては、結果論ではなく、そのプロセスであって
- 批判的な視点をもって観察できること
- 新たな問題点に気づくことができること
- 気づきからの深堀りをできること（論理展開力）
- 得た気づきに基づき「現状」を説明できること
- 得た気づきに基づき「これから」を説明できること
あたりになるでしょう。
ところが、本人のやる気スイッチですが、サラリーマン時代を振り返ると、
- （シンプルに）ほめられたこと
- 他人（社内・社外問わず）から感謝される行為をしたこと
- 自分の成長を感じることができたこと
- 仕事の面白みにきづいたこと
あたりになるのだと思います。
今振り返ってみると、本人のやる気スイッチの中でも、
- （シンプルに）ほめられたこと
は、あまり好きではありません。
というのも、ただほめても、本人のスキルが伸びるわけではなく、
その場の「気持ちよさ」で終わってしまうからです。
つまり、ほめられることをしたのに、その再現性が低い（つまり「消費」）です。
せっかく、ほめられることをしたのですから、その再現性は高いほうが望ましいです。
つまり、「ほめられること」を本人の中で「投資」として昇華（消化）してほしいわけです。
※以降、前者を「ほめ消費」、後者を「ほめ投資」といいます。
「ほめ消費」ではなく「ほめ投資」にするためには、
- （シンプルに）ほめられたこと
のみならず
- 他人（社内・社外問わず）から感謝される行為をしたこと
- 自分の成長を感じることができたこと
- 仕事の面白みにきづいたこと
に対する思考と、
- なぜ、他人から感謝される行為だったのか
- どこに、自分の成長を感じたのか
- どこに、仕事の面白さを感じたのか？
のような論理展開が望ましいです。
例えば、
- なぜ、他人から感謝される行為だったのか？
の解（仮説）として、
パターンＡでは、行為Ｘを行うと喜ぶ
パターンＢでは、行為Ｙを行うと喜ぶ
パターンＣでは、行為Ｚを行うと喜ぶ
のような「ものさし」を持っておくと、
目の前の事象がパターンＡ～Ｃのどれに近いかを判断して、
近そうなパターンの行為を行えば、「感謝される」再現性は上がるわけです。
この「ものさし」に基づき「感謝の再現性を意図して（逆算して）行動させる」ことが
「ほめ投資」のゴールなのだろうと。
この「ほめ投資」。どうやりましょうか？？
まずは、OJTの中で、業務経験を通じて、
こちらが、以下のどれかについて言及していくことが必要なのでしょう。
- 批判的な視点をもって観察できること
- 新たな問題点に気づくことができること
- 気づきからの深堀りをできること（論理展開力）
- 得た気づきに基づき「現状」を説明できること
- 得た気づきに基づき「これから」を説明できること
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- 他人（社内・社外問わず）から感謝される行為をしたこと
- 自分の成長を感じることができたこと
- 仕事の面白みにきづいたこと
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