千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。
知り合いの社長さんから電話がかかり、
○○したいのだけど、特許権や著作権の関係で大丈夫？
という質問を受けます。
実は、この手の質問はなかなか答えにくいのです。
こちらも専門家なので、
○○の中に、特許権や著作権等が含まれていれば、アウトの可能性がありますし、
○○の中に、特許権や著作権等が含まれていなければ、セーフ可能性があります。
実際には、○○次第なので、もう少し教えてもらえますか？
と答えます。
そういう話をすると、
・・・ということは、（よくわからないけど）やったらダメなのかな？
ときかれます。
こちらは、「○○の詳細を教えて欲しい」といっているのですが、教えてくれません。
きっと、手短に済ませたいのでしょう。
※気持ちは分かりますが、あくまでも「気持ちだけ」。
ダメか否かは、その評価基準が変わると結果も変わります。
今回の場合、リスク管理としてはダメですが、
行為が合法的か否かは○○次第・・・
とはいえ、法律家でなければ、その辺りの分解能を持ち合わせておらず、
なかなか難しいのでしょう。
で、こちらとして本当に困るのは、
同じことを他の専門家にも聞く可能性があるので、
みんなは白と言ったのに、アイツは黒といった
というよくわからない方程式で、こちらが色付けされてしまうのが困ります。
※こういう人なので、他の専門家も明言しないと思いたいですが・・・
気軽にサクッ聞きたいのでしょうけども、
ダメか否かの回答は、「条件付きOK」という「わかりにくい形」になることが多いので、
ご期待されるようなサクサク答えられません。
こちらとしても、
サクサク答えられるものであればそうしたいのですが、
やっぱり、条件によって白黒が変わりますし、
そこをあいまいに答えてしまうと、
よく理解されないまま誤解を与えて、お客様に迷惑をかけてしまうこと
巡り巡ってこちらの信用を落としてしまうこと
です。
※お金をもらう貰わないとは別の次元にあります。
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