千葉県鎌ケ谷市在住の弁理士かめやまです。

 

 

 

名刺交換時に良く質問されるのは?

 

 かめやまさんのご専門は何でしょうか?

 

弁理士の専門(特許、商標、意匠等)なのか?

 

それとも、

 

特許の技術分野(電気、機械、化学、ソフトウェア等)

 

 

 

経験上、後者が圧倒的に多く・・・

 

弁理士=特許

 

の方程式が強いのだなぁと。

 

 

 

自分の技術キャリアとして、

 

大学時代 : 金属材料

会社時代 : ネットワーク製品、サーバ周辺機開発

第1特許事務所時代 : デジカメ 内視鏡 光学フィルム ソフトウェア

第2特許事務所時代 : 機械、制御、医療機器、材料

 

ということで、幅広くやっております。

 

なので、特許の取り扱い分野も

 

電気、機械、化学、ソフトウェア等・・・と幅広く


つまり、薬学とバイオ以外は対応!ということになります。



さて、特許相談の中で悩ましい内容は

いわゆる”折り紙”発明(←勝手にそう呼んでいます)。

「紙を所定の順序でおると、鶴ができます」的な発明。

これを文章で定義しないといけないのですが、

これが難しい。



例えば、

発明の起点となる物が”ハサミ”の場合、

てこの原理をガイドにして、

 力点 ⇒ 取っ手部分
 作用点 ⇒ 刃部分
 支点  ⇒  軸部分

と定義づけしやすく・・・

この定義の上で、

 今回の工夫は、取っ手なのかな?
 それとも、刃なのかな?


とあたりを付ける。

その結果、取っ手に工夫があるのであれば、

 取っ手は、○○となっている

と表現がしやすいのですが。



”折り紙”発明の場合、起点となるのは「紙」。

ぺらっとした紙。
形としては、シート。

紙の形が、正方形でないとまずいのか?そうでないのか?
じゃ、円でもいけるのか?
そんなことを考えながら、紙を定義づけしないといけません。

次の悩ましさは、紙の折り方の定義。
「角から数えて2cm離れたところに折り目を作る」でもよいのですが、
大きさが変われば寸法も変わる。
ほいじゃ、割合表現でも良さそうね?
となるのですが、果たしてその割合が大切なのだろうか?
むしろ、その割合の背景に潜んでいる技術的思想が大事じゃないの?
と掘り掘りしなければならない。

 

 

この「掘り掘り」作業。
結構しんどく。


しかし、
この「掘り掘り」をしないと、迂回されやすい特許・・・になりがち。
強い特許が取れない(ことがほとんど)。
だから、僕らは、「掘り掘り」を迂回しない。





先日の特許相談の内容。

 

 

この”折り紙発明”の類。

発明者の方も文章化されて面談にこられたのですが、

文章化がなかなか難しいようで。

 これは、専門家でも表現するのが難しい発明ですよ

とアドバイス。
 

発明者の頭の中の情報を引き出すべく、コミュニケーションスキルが発動。

 

ホワイトボードに事案を整理して、工夫のポイントを書き出す。

 

ホワイトボードは、図と文字の嵐。

 

頭の中はロジックツリーの嵐。

 

1時間強で発明ポイントを洗い出す。

 

お客様も、大分スッキリされたようです。

 

 

 

もちろん、こちらもスッキリ。

この整理経験が次の発明相談にも活かせます。

まだまだAIには負けられないわよ!

といいたいところではありますが・・・

本日AMは、人間ドック。

ここはAIに勝てないですね?

イッテキマス。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

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